Galaxy S25 Ultraの望遠カメラ強化見送り『需要とデザインの問題』、新技術ALoPで解決の見通しも


「Galaxy S25 Ultra」のカメラセンサーが超広角の刷新のみにとどまり、多くのユーザーから不満が漏れる中、そうなってしまった裏事情が業界の著名人により明かされました。

流石に『来年も大きな刷新なし』だけは考えたくないところですが……。詳細は以下から。

◆自社で高性能センサー開発も今年は見送り
「Galaxy S25 Ultra」の正確なカメラ構成もリークしてみせたIce Universe氏により、Samsungが2億画素望遠センサー「ISOCELL HP9」を発売しているにもかかわらず、最新機種でカメラが据え置きとなった理由が明かされました。

こちらが併せて公開されたISOCELL HP9本体。対比物がなくても『ドデカい』としか言いようのない存在感です。

実際に組み込もうとすると、現状ではこのように本体サイズもかなり大きなものに。Galaxy S25 Ultraは前機種比で0.4mmの薄型化を実現していましたが、完全に設計思想に反する形になってしまいます。

ISOCELL HP9はすでに「Vivo X200 Pro」などに搭載されていますが、他社の最上位モデルの売上げすべてを足しても販売実績1682万台を誇る「Galaxy S24 Ultra」には届かないため、『薄型化を目指すSamsungがデザインを崩してまで採用するのは説得力がない』とのことです。

◆Galaxy S26 Ultraはついに大幅進化か
一方でIce Universe氏も注目しているのが、Samsungが去年末に発表した、レンズを平面に配置することで望遠センサーの小型化を実現する新技術「ALoP」

まだ新しい技術のためGalaxy S25 Ultraにこそ間に合わなかったものの、ISOCELL HP9相当のセンサーを小型化できれば性能とデザインの両立も難なく実現するとみられ、実際に次期モデルへ2億画素望遠センサーを搭載すべく開発が進んでいるという情報もあります

メインカメラが現状3年据え置きな問題は残りますが、望遠カメラを5000万画素から2億画素以上のセンサーに刷新できるのは大きすぎるメリット。Galaxy S25 Ultraで強化された超広角よりはるかに高いニーズが見込まれます。

Samsungもカメラのハード性能があまり変わらないことへのユーザーの不満、そしてソニーの「2層トランジスタ画素積層型CMOSセンサー」台頭によるプレッシャーは認識していると思われるため、来年こそ期待したいところです。

 

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