かねてより実機初搭載の独自開発モデム「C1」の性能などが不安視されていたiPhone 16eですが、想像以上に深刻な仕上がりになっていたようです。詳細は以下から。
まず見てもらいたいのが、老舗モバイルメディア「GSMArena」によるiPhone 16eの実機レビュー。
注目すべきは電池持ち。iPhone 16eのバッテリー容量は4005mAhで、オリジナルのiPhone 16(3561mAh)に比べかなり大きなものになっています。
しかしながら通話やWeb閲覧、動画視聴、ゲームなど実使用に即した負荷を与えて検証する「viSer App」で測定されたiPhone 16eの駆動時間は11時間53分。
これはiPhone 16(15時間42分)どころかiPhone 15(13時間20分)すら大きく下回る結果。Pixel 8aやGalaxy S24 FEといった廉価版Androidスマホといい勝負で『iPhoneはバッテリー持ちが良い』というイメージを大きく損なっています。
なお、画面描写がかかわる場面はiPhone 14から流用した型落ちディスプレイが足を引っ張り、通話でiPhone 16に遅れをとっているのはC1モデムの性能に起因するとみられています。
救いと言えるのが充電速度に問題は見られない点。基本的にAndroidに比べたら遅いものの、30分で57%までチャージ可能でiPhone 16などと比べても見劣りしません。
高性能なApple A18プロセッサを搭載しているにもかかわらず、ほかの部品にかなり足を引っ張られてしまっているiPhone 16e。公式では『アップグレードするなら、最もスマートな選択』とうたわれていますが、かなり意見が分かれることとなりそうです。
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