「スイッチ2対抗の携帯型PS5」開発の裏付けに、ソニーがPS5に強力な省電力モード実装へ


Nintendo Switch 2発売でゲーマーたちが沸き立つ中、ソニーが気になる動きを見せていることが明らかになりました。詳細は以下から。

◆PS5に本格的な省電力モード追加へ
海外メディア「wccftech」の報道によると、ソニーは「PS5/PS5 Pro」に省電力モードを実装する予定だそうです。

これはゲーム業界に関する事前情報などを多く発信するYouTubeチャンネル「Moore's Law Is Dead」で明かされたもので、すでに開発者に対して解説用のドキュメントが配布され、開発キットにも近々追加される予定とのこと。

省電力モードは以下の制限を行うことでコンソールのパフォーマンスを90%維持しつつも、下位互換性を損なうことなく消費電力を約20~30%削減できるとされています。

・CPU(8コア16スレッド)を最大8スレッドに制限
・GPUクロック数を約10%~20%削減、ゲーム実行に必要最小限な速度に強制
・GPUのCU(コンピューティングユニット)を36個に制限
・GDDR6メモリ帯域幅を半減
・PSSR(AIによる超解像技術)とVRの非サポート化
・3Dオーディオ処理を75%削減

◆「携帯型PS5」への布石に
今までより低い消費電力でゲームを遊べるようになるため、歓迎する声も多いとみられる消費電力モード。

しかしここで興味深いのが、実装される理由が『携帯型ゲーム機でソフトをプレイできるようにするため』とされている点です。

実際、開発者に対しても省電力モード時でも適切なVRR(可変リフレッシュレート)を提供することを推奨しており、低クロック下でも十全に稼働することが求められています。

さらにAMDに関するリーク情報で知られるKepler L2氏も『携帯用にエミュレートされた処理』『PS5の帯域幅を半減し、APU最大の弱点であるメモリ帯域幅を補っている』とコメント。

PS5 Pro発売の1年前にPS5 Proでの動作を想定した「Trinityモード」がPS5に導入され、数ヶ月後に必須化した経緯からも、省電力モードの追加が新デバイス追加の下準備であることは確実と考えられています。

 

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