2nmプロセスで製造された世界初のプロセッサを搭載するGalaxy S26のパフォーマンスが、一足先にチラ見せされました。詳細は以下から。
◆Exynos 2600の実力が早くも明らかに
未発表の最新GalaxyやSamsung製プロセッサの内部情報に詳しく、Pixel 9が搭載するTensor G4の構成を当ててのけたこともあるコナー氏によると、Exynos 2600は新たなコア構成を採用するそうです。
これは従来の10コアからSnapdragon 8 EliteのようにARM Cortex-Xが2基、Cortex-Aが6基の8コア構成へと変更されるというもの。また、Geekbench 6のスコアはシングルコア約2400、マルチコア約9400になるとしていますが……
その数字は歩留まり10%だった量産初期版のスコアで、40%の歩留まりを確保した現時点ではシングルコア2950、マルチコア10200に。今後も製造技術が安定するにつれて、パフォーマンスが改善される見通しとされています。
◆処理能力より電池持ちの改善が焦点に
Snapdragon 8 Eliteシリーズに十分対抗できる処理能力となりそうなExynos 2600。しかしながら本当に期待すべきなのは、最先端の2nmプロセスによってエネルギー効率が向上する点です。
「今までと同じ処理能力を少ない消費電力で実現できるようになる」「電力のロス(=発熱)を抑えられる」など、ユーザーにとってメリットが大きい製造プロセスの微細化。
XiaomiやOPPOなどの中国勢がシリコンカーボンバッテリーなど電池関連の技術で先行する中、Galaxy Note 7での苦い経験から新しい技術に対して慎重な姿勢を崩していないSamsungにとっても大きな意味があります。
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