B-CASカード書き換えプログラムが「有料テレビ放送へ無制限なアクセスが可能になるウイルス」と認定



B-CASのセキュリティが突破され、カードの書き換えが可能になったという情報を受けて、5月中旬から下旬にかけて一部で上へ下への大騒動が起きたことは記憶に新しいですが、B-CASカードを書き換えるためのプログラムとされるものがウイルスとして認定されました。

詳細は以下の通り。



HKTL_RESREM | 危険度: 低 | トレンドマイクロ:セキュリティデータベース


セキュリティ大手のトレンドマイクロが公開しているセキュリティデータベースによると、B-CASカードを書き換えるためのプログラムがマルウェア「HKTL_RESREM」として認定されています。

「HKTL_RESREM」のパソコンへの侵入方法は、ユーザーによる手動インストールによるもので、特定のスマートカードの内容を上書きする機能を備えており、特定の有料テレビ放送へ無制限なアクセスが可能になるとのこと。

危険度、ダメージ度、感染力は「低」ですが、感染確認数は「中」とされており、一定数が「感染」していることがトレンドマイクロによって確認済みです。

なお、「B-CASカード書き換えプログラム」と称して、ウイルス入りのものが配布されている可能性も否定できないため、そのようなプログラムを見つけた場合、細心の注意を払い、自己責任で利用する必要がありそうです。

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