大阪駅やヨドバシ梅田などが空中回廊で接続、階段を降りずに移動可能に


象徴とも言える「大阪ステーションシティ」がオープンするなど、再開発が進む大阪駅周辺ですが、再開発と同時に一気に不便になったのがJR大阪駅とヨドバシカメラ梅田店のアクセス。

高速バスの発着所が両者を挟む道路の間にできたことを受け、目の前にあるにもかかわらず、階段の上り下りが必須になるなど、非常に不便になったわけですが、辺り一帯が空中回廊で接続されることになりました。



梅田つながる空中回廊、15年までに整備 : ニュース : 関西発 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

読売新聞社の報道によると、JR大阪駅周辺の百貨店や高層ビルを地上2~3階の高さの歩行者用通路でつなぐ「空中回廊」が、2015年ごろまでに整備されることが明らかになったそうです。これは移動しやすくして国内外からの観光客を呼び込む一方で地上や地下が浸水した時の避難路を確保し、災害に強い街にするためのもの。

完成すれば4月26日(金)開業予定の複合施設「うめきた・グランフロント大阪」や阪急百貨店、ヨドバシカメラ梅田店などがすべて1階に下りずに移動できるようになり、第1弾としてヨドバシカメラ梅田店と同店北側に建設される新ビルの外周約500メートルに歩行者デッキが屋根付きで整備されるとしています。

大阪市の公式ページに掲載されている(PDFファイル)整備計画。もし空中回廊が整備された場合、ヨドバシカメラへの人の流れは大阪市営地下鉄御堂筋線梅田駅と接続している地下1Fと、新たに出入口がオープンするであろう2~3F部分が中心になり、1Fの出入口を利用する人が減ることになりそうです。

また、ヨドバシカメラ側から西にあるグランフロント大阪のビルと、南にあるJR大阪三越伊勢丹やルクアが入る「大阪ステーションシティ・ノースゲートビルディング」とも空中通路でつなぐとされており、2015年ごろに完成させる計画。

さらに大阪駅南側でも大丸梅田店の入る「OSCサウスゲートビルディング」の2階部分にあるデッキを延長し、既存の「新梅田歩道橋」と接続して阪急、阪神の両百貨店に行けるようにするとされているため、迷宮扱いされることでおなじみの地下街を利用せず、簡単にあちこちを移動できるようになります。

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