折りたたみスマホ業界を牽引しながらも、中国競合メーカーの参入によりじわじわとお株を奪われ始めているSamsungが、反撃に打って出るようです。詳細は以下から。
半導体など先端部品の情勢に詳しい韓国メディア「The Elec」の報道によると、Samsungは折りたたみスマホ「Galaxy Z Fold」の廉価版を開発しているそうです。
Samsungの折りたたみスマホ「Galaxy Z Flip/Fold」シリーズは、縦折り型のFlipの方が多く売れており、同社は横開き型のFoldの廉価版を開発することで普及につなげたいものとみられています。
また、同社は中国における折りたたみスマホシェアで、2023年第3四半期において19%を占め3位になっており、今後は中国市場におけるシェア拡大も見込んでいるとのこと。
なお、発売時期は新型の「Galaxy Z Fold6」との食い合いが発生する可能性があるため、来年以降になると予測されています。
ここで振り返っておきたいのが、競合各社の折りたたみスマホの本体価格。Honor、Xiaomi、OPPOといった中国メーカーの最新機種は1200ドル~1300ドル(約17万8000~19万2000円)で、Galaxy Z Foldより約450~550ドルほど安く販売されています。
Galaxy Z Fold5 :1820ドル(約26万9000円)
Huawei Mate X5 :1820ドル(約26万9000円)
Pixel Fold :1799ドル(約26万6000円)
OPPO Find N3 :1367ドル(約20万2000円)
Honor Magic V2 :1260ドル(約18万6000円)
Xiaomi Mix Fold3:1260ドル(約18万6000円)
Samsungがシェア拡大のために競合機種と同程度まで価格を抑えることにも期待できるため、「Galaxy Z Foldを使いたいけどもう少し安くなれば……」と考えていたユーザーには吉報ではないでしょうか。
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