【独自】「解約」を選ぶと空き枠無しに、auショップの来店予約システムから見えた深い闇


長くなりがちだった待ち時間を解消し、スムーズな手続きを実現できることから、今や当たり前となったキャリアショップの来店予約制。

その恩恵にあずかろうとしたところ、なんともいえない気持ちになってしまう出来事に遭遇してしまいました。詳細は以下から。

◆auショップでau→UQ mobileへのブランド変更を試すも門前払いに
まず見てもらいたいのが、KDDI直営店「au Style IKEBUKURO」での来店予約画面。

筆者は家族の回線をauからUQ mobileにプラン変更すべく、来店時に手続きを希望するブランドとして「au」を選択。

来店目的には「au⇔UQ変更」を選びました。

編集部も年末進行で忙しく、UQ mobileのSIMを即日発行してもらうだけで済ませたいためサポートは「希望なし」を選択したところ……

暮れの混雑する時期だけあってか12月30日まで予約できる枠は無し。直接電話で問い合わせてみたところ自動音声で「混み合っているため、おつなぎできませんでした。しばらく経ってからお掛け直し下さい」と門前払いを受けてしまいました。

◆MNP、新規契約は「空き枠あり」の理不尽
ここでどうしても思い出してしまうのが、以前お伝えしたドコモの来店予約システムが「解約」を選ぶと満員表示になる仕様だったこと。

実際の画面はこんな感じ。新規契約やドコモ光の受付だと「○」「△」表示だった枠が、解約では一斉に「×」表示になっていました。

そこで今回もau Style IKEBUKUROへの来店目的を「他社からお乗り換え(MNP)」にしてみたところ……

なんということでしょう、空き枠がたくさん表示されてしまいました。わざわざ電話をかける必要もなく、予定に合わせて好きな時間を選ぶことができます。

続いては新規契約を選択。

案の定、MNPと結果は同じです。さっきの門前払いは一体なんだったのでしょうか。

◆機種変更も冷遇、解約は「直接来店してから案内する」
せっかくなので機種変更も選んでみました。

空き枠を多少選べはするものの、MNPや新規契約に遠く及ばない自由度です。

そして最も興味深かったのが解約。

なんと「年内すべて空き枠無し」と案内されました。改めて電話をかけたところつながったため、当日(26日)に解約できるか聞いてみたところ、「ご予約の枠自体埋まってしまっているので、直接ご来店いただければ待ち時間含めてご案内させていただきます」とのことでした。

ついでに翌日(27日)に解約できるかも確認してみたところ「11:20~11:50、13:10~14:20、16:00~16:50の間であれば予約できる」との回答。ほぼ1日中枠が空いていたMNPおよび新規契約と全く状況が異なっています。

◆同じ会社を使い続けようとしたのに……
来店予約システムに空き枠がないうえ電話をかけても通じず、仕方なく来店しても「空きはない」と追い返されてしまったことから、日を改めて予約しようとした矢先に明らかになったMNPや新規契約ユーザーとの明確な扱いの差。

契約数を優先したいショップ側の事情は理解できるものの、他社へ乗り換えず引き続きKDDI回線を使い続けようとするユーザーを解約とほとんど変わらない扱いで冷遇するのは、あまり褒められたスタンスではありません。

 

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