「グラフィティ」と言えば、街の壁にスプレーなどで描く落書きアートのこと。この作品はそれとは逆に、元々壁に生えている苔を高圧洗浄機を使って削り落とし、美しい壁画を描き出しています。
Pressure Washed Street Art by Strook | Colossal
これは、ベルギー人アーティスト「Strook」(本名:ステファン・デ・クローク氏)の作品。ベルギーの学園都市ルーヴェンにある、STUKアートセンターの壁を使っています。
Strook氏は事前にスケッチなどを用意したりせず、即興ですべて描いたとのこと。
このように、スプレー等の塗料を使わず、高圧洗浄機で壁の汚れなどを洗い落とすことで描かれるグラフィティは、「リバースグラ フィティ」と呼ばれています。(注:「クリーングラフィティ」と呼ばれることもあり、Strook氏は自身のサイトで「リ バースアート」という呼び方をしています)しかし、リバースグラフィティは基本的に車の排気ガスなどの汚れが対象となるもので、Strook氏の作品のように、苔を落として描くというのは 非常に珍しい描き方です。
下のムービーでは、実際にリバースグラフィティが制作される様子を見ることができます。このムービーでは、模様を描くために型紙を使用しています。
The Reverse Graffiti Project - YouTube:
こちらではクリーングラフィティと称しています。
Clean Graffiti, Berlin - YouTube:
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