テクノミュージックの始祖と呼ばれ、YMOなどにも非常に大きな影響を与えたドイツのバンド、クラフトワーク。彼らがニューヨーク近代美術館にて、来たる4月10日から17日にかけて8夜連続の音楽と映像のライブパフォーマンスを行うことが明らかになりました。
MoMA Kraftwerk Retrospective 1 2 3 4 5 6 7 8
「Kraftwerk Retrospective 1 2 3 4 5 6 7 8」と名付けられた一連のライブパフォーマンスは彼らの創り上げてきた音楽を時系列順にめぐる内容。彼らの作成した8作のスタジオ・アルバム楽曲が、初日からアルバムごと、年代順に演奏されます。
各日の予定は以下のとおり(カッコ内は日本発売時のアルバム名)。
4月10日(火) 8:30 p.m.
1 「Autobahn(アウトバーン)」(1974)
4月11日(水) 8:30 p.m.
2「Radio-Activity(放射能)」(1975)
4月12日(木) 8:30 p.m.
3 「Trans Europe Express(ヨーロッパ特急)」(1977)
4月13日(金) 10:00 p.m.
4 「The Man-Machine(人間解体)」(1978)
4月14日(土) 8:30 p.m.
5 「Computer World(コンピューター・ワールド)」(1981)
4月15日(日) 8:30 p.m.
6 「Techno Pop(テクノ・ポップ)」(1986)
4月16日(月) 8:30 p.m.
7「The Mix」(1991)
4月17日(火) 10:00 p.m.
8 「Tour de France(ツール・ド・フランス)」(2003)
クラフトワークは2005年のヴェネツィア・ビエンナーレからヴィジュアル・アートにも精力的に取り組んでおり、今回も音楽のみならず、3Dヴィジュアライゼーションを取り入れたパフォーマンスが行われます。以下は過去のライブ映像。
Kraftwerk - Autobahn - YouTube
Kraftwerk - The Robots (live) [HD] - YouTube
Kraftwerk - Music Non Stop [live Brasil 2009] - YouTube
Kraftwerk - Radioactivity - YouTube
個人的にはやはり「Radioactivity(放射能)」が、この2012年にどんな映像とのパフォーマンスとして提示されるのかというところに興味がつきません。
なお、チケットはMoMAサイトの下記ページのみでの取り扱いとなります。発売は2月22日 12:00 p.m.(現地時間)。1日につきチケット1枚が必要となり、1枚$25(2000円)で1人2枚まで購入可。プレセールやMoMAメンバーへの割引もありません。
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要するに1人で買えるのは2夜分までということで、値段以上に希少なプラチナチケットとなりそう。ニューヨークまで見に行きたいという人はそうとう気合を入れる必要がありそうです。
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