国内メーカーがフィーチャーフォンのころから積極的に展開してきた携帯電話の防水機能ですが、ついにグローバルメーカー各社が本腰を挙げて対応することになりました。
台湾メディア「DIGITIMES」が部品メーカー関係者の話として報じたところによると、複数の携帯電話メーカーが300ドル(約3万600円)程度で販売される廉価版スマホについても防水対応を進めるそうです。
すでにソニーが400~500ドル程度で販売しているミドルレンジモデルだけでなく、エントリークラスのモデルにも防水機能を搭載することを目指し、部品メーカーへの協力を求めているとのこと。
ソニーが2月に発表したミドルレンジ向けスマホ「Xperia M2」。Xperia Z2などに近いデザインですが、残念ながら防水機能搭載は見送られています。
また、今年になってSamsungが「Galaxy S5」に初の防水機能を搭載したほか、LG電子やHTC、Motorola、Lenovoといったメーカーも防水対応を進めており、今後ミドルレンジ向けにも拡大する可能性が高いと関係者は証言しています。
「HTC J butterfly(防水対応)」がヒットした一方で、半年後に発売された「HTC J One(防水非対応)」が大苦戦を強いられるなど、売れ行きに直結しており、「無くても売れるのはiPhoneだけです」と断言するショップ店員までいる防水機能。
グローバルメーカー各社が本腰を入れて対応することで、ユーザーの選択肢が増えるのは喜ばしい限りですが、防水対応をグローバルモデルとの差別化要因にしてきた国内メーカーは一層苦しめられることとなりそうです。
Vendors to roll out entry-level and mid-range water-proof smartphones in 2015, say sources
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