ドローンへの白兵戦が無効化されそうです。詳細は以下から。
障害物回避能力を進化させてきたドローンですが、襲いかかる脅威をとっさに察知して回避する能力が驚くほどに高まっています。
スタンフォード大学航空宇宙工学専攻のチームが開発したのは、まるでボクサーがパンチをかいくぐってよけるかのように接近する危険から身をかわすドローンのアルゴリズム。この能力は機械学習によって獲得されたものとのことです。
このドローンはモーションキャプチャセンサーが搭載されており、周囲の環境をリアルタイムでモニタします。周囲を監視し、環境の変化を「脅威」であると認識すると、その変化を瞬時に計算して身をかわすのです。
この機能はあらゆる障害物の形態に対応しているため、フェンシングの剣による剣撃に対しても見事な回避能力を見せます。実際の動画は以下から。
Fencing a Quadrotor Dynamic Obstacle Avoidance - YouTube
先日BUZZAP!で紹介したフェンシング動画の太田雄貴選手と対決して欲しいところですが、イ・セドル棋士と戦ったアルファ碁とどちらが人類をより圧倒しているのか非常に気になります。
研究チームは今後はさらに反応の精度を高めるため、映像、レーザー、超音波などの測定方法を取り入れてゆく方針。この能力は宇宙船や自動運転車、ロボットはもちろん軍事用まで幅広い応用ができると考えているとのことです。
蹴っても倒れない二足歩行ロボットが話題になっていましたが、今後は蹴ろうとするとよけるロボットが登場してくることになりそう。ますます人類の勝ち目は少なくなっていきそうですが…。
This Drone Has Learned How To Dodge Swords IFLScience
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