今から59年前の東京の人や物の移動風景は今よりも少しゆっくりしていました。詳細は以下から。
第二次世界大戦後、連合軍の占領下にあった日本はサンフランシスコ講和条約が発効した1952年4月28日に全権を回復します。朝鮮戦争での朝鮮特需を経て、日本はその後めざましい成長を遂げてゆく真っ只中の1957年(昭和32年)、東京の街の自動車やバス、鉄道はどのように人や物を運んでいたのでしょうか。
この年はスプートニク1号が打ち上げられ、岸信介内閣が誕生し、日本でコカコーラの販売が始められた年でもあります。
◆自動車、バス、トラム
バスとトラム。
日本通運のトラックです。
オート三輪の後ろには三愛、雪印バター、第一生命の看板が。
たまらないクラシックカーです。
ブラザーミシンとサッポロビールが見えます。
オープンカーと後ろのアーケードの対比が時代を感じます。
「魚市場」行きのボンネットバス。
三和銀行のビルが見えます。
銀座三越です。
郵便局の車が並んでいます。
◆鉄道
懐かしいカボチャカラーの列車です。後ろにはヒッチコックの「間違えられた男」の宣伝が。
新幹線開業前に東京ー大阪間を走っていた特急「つばめ」。この当時はまだ7時間半もかかっていました。
池袋行きと読み取れます。
背後に見えるのは映画「肉体の反抗」の宣伝。
三丁目の夕日の時代真っ只中ではありますが、東京のど真ん中ということで雰囲気はまた少し違います。今の東京に繋がる面影を見ることはできるでしょうか?
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