白湯を飲むことはどのように身体にいいのでしょうか?詳細は以下から。
白湯を飲むと身体にいい、そんな話を聞いたことのある人は多いのではないでしょうか?女性誌などでも「白湯ダイエット」「白湯健康法」などが数年前から静かに取り上げられ始めています。
この文脈で言われる白湯とは水を一度沸騰させ、飲める温度まで(約50度程度と言われます)冷ましただけの、何も入っていないお湯のこと。水道水を数分間沸騰させるとカルキが飛んで臭みが無くなるとはいわれていますが、どのように身体にいいのでしょうか?
1.安全で健康的な飲料である
一度沸騰させた水の中では細菌が死滅するため、感染に対してより効果的な飲料と言えます。また、白湯は体内の循環を活性化させ、副鼻腔や喉の粘液(要するに鼻水と痰)を減少させることで感染の増殖を防ぎます。
2.デトックス効果
白湯は体温を上昇させて体内の循環を活発にします。これによって体内の不純物や老廃物を汗や排泄物から排出させることに寄与します。体内の水分が足りないと血液の粘度が上がって血栓症などのリスクが高まりますが、白湯を飲むことで解消に寄与します。
3.代謝の促進
朝に1杯の白湯を飲むことは新陳代謝を促進し、脂肪細胞を燃焼させます。白湯ダイエットというのはこの辺りの効果をピックアップしたもの。
4.消化の補助
白湯は食べたものに含まれていた脂肪を分解し、洗い流してくれます。白湯を朝に空腹の時に飲むことで、消化器官内に残っている老廃物を常に流せるようになり、便秘の改善などにも効果があるとされています。
5.筋痙攣や月経痙攣を和らげる
白湯は血流を増やし、筋肉をリラックスさせるため、筋肉の痙攣や月経に伴う痙攣などを和らげることになります。
こうして見てみると、厚生労働省が推進する「健康のため水を飲もう」運動とも一部効果がリンクしていることが分かります。厚労相は熱中症と共に脳梗塞、心筋梗塞などのリスクを挙げていますが、これらは共に水分不足がリスクの増大に直結しています。
白湯は冷たい水よりも吸収が容易なため、冷水よりも効果的にリスクを低減できます。体温上昇に伴う循環や新陳代謝の増加などは経験的に分かるという方も多いでしょう。人間にとって必須でありながら摂取量が不足しがちである水を、最も吸収しやすい形で意識的に摂取するというのが白湯健康法の本質の部分であると言うこともできそうです。
なお、お茶やコーヒーに含まれるカフェインやアルコールは尿の量を増やして水分を排出させてしまうため、水分を補給する上では適した飲料ではありませんので注意が必要です。
暑さも和らいで、それ故に意識的に水分を取るのを忘れがちになるこれからの季節、水分を白湯を飲む習慣で補ってみてはいかがでしょうか?痩せて健康になれたら儲けもの…くらいの気持ちで初めて見るのが良さそうです。
5 Benefits Of Drinking Warm Water On An Empty Stomach
白湯(さゆ)の効果と正しい作り方 _ nanapi [ナナピ]
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