一度は禁止とされた東京コミコンでの女装コスが解除されました。詳細は以下から。
アメリカ合衆国サンディエゴで1970年代に始まり、今や世界中に広がっているコミコンことコミック・コンベンション。今年日本初上陸を果たし、東京コミコンとして12月2日(金)、3日(土)、4日(日)の3日間に渡って幕張メッセで開催されることになっています。
アメリカ発の巨大イベントということもあり、来日ゲストは「ハリー・ポッター」シリーズでネビル・ロングボトムを演じたマシュー・ルイス、アベンジャーズ」でホークアイを演じたジェレミー・レナー、マーベルコミック「スパイダーマン」「アイアンマン」「キャプテン・アメリカ」「X-MEN」などの原作者のスタン・リーと、この上なく豪華です。
問題になっていたのはこの東京コミコンでのコスプレについて。コミコンといえば、アメコミをはじめとする各種マンガやアニメからハリウッドムービーのコスプレまで、極めて多種多様でレベルの高いコスプレイヤーが大勢集まることで有名。以前BUZZAP!でもニューヨークのコミコンでのハイレベルなコスプレの動画を紹介したことがありました。
しかし、なんと東京コミコンは男性の女装コスを禁止してしまったのです。これには海外で批判が噴出し、Facebookで1900万人を超えるフォロアーを持つ英語版オタク系総合ページ「Tokyo Otaku Mode」も以下のようなポストで疑問を呈していました。
What do you think of this ban? 🙁🙁🙁
Tokyo Otaku Modeさんの投稿 2016年10月26日
コメント欄にも批判が渦巻いていますが「男性の女装だけ禁止して逆はOKなのはなんで?」など、禁止の非対称性についての疑問も。Tokyo Otaku Modeがシェアしている記事では「運営は大勢の美しくない女装男性レイヤーが大挙して押し寄せてくることを警戒しているのだ」と指摘されています。
Photo by Charmaine Morgan Photography
こうした批判を受けてか、21日に公開された東京コミコンの「コスプレ更衣室&大規模クローク完備決定!!!」とされた記事は修正され、「委員会で協議いたしました結果、女装禁止を解除させていただく運びとなりました」となっています。ただし、いったいどのような理由で一度は女装禁止の決定を行ったのか、またどのような協議の結果女装禁止の解除に至ったのかなどの説明は一切ありません。
Photo by Charmaine Morgan Photography
Baby Metalを始め、既に女装が市民権を得ている現代日本のアニメ系イベントのコスプレで女装禁止とはあまりに時代遅れと言う他ありませんが、理由はともあれ解除されたことは歓迎すべきでしょう。日本の女装男性レイヤーの皆様、世界に日本の女装コスのレベルの高さを見せつけるチャンスです!
tokyocomiccon
(Photos by Charmaine Morgan Photography)
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