著作権の消滅した作品と、「自由に読んでもらってかまわない」とされた作品を誰にでもアクセスできる自由な電子本としてインターネットで公開する「青空文庫」の商標登録が第三者によって出願されてしまいました。詳細は以下から。
最新の公開商標公報に掲載されている、ほぼすべての商標登録出願の概要をツイートしている「商標速報bot」のツイートによると、2016年10月17日付けでベストライセンス株式会社が「青空文庫」の商標を出願したそうです。
区分には青空文庫のサービスを意識した「電子出版物の提供」が含まれています。
なお、出願人の「ベストライセンス株式会社」は、会社の所在地と同一住所に住む男性と合わせて、他人の商標の先取りとなるような商標登録出願を大量に行っているとして、特許庁が注意を呼びかける事態に。
あくまでビジネス目的として「STAP細胞はあります」「民進党」「ラブライブ」など、国全体の1割を出願するという男性とベストライセンス社。
どうやら青空文庫も目を付けられてしまったようですが、「出願人の業務と関係なし」「他人の著名な商標の先取り」「第三者の公益的なマーク」などの場合、商標登録されないため、おそらく運営に影響は無いとみられます。
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