クアルコムがモバイル向け最新プロセッサ「Snapdragon 835」を発表しました。
2016年冬モデル「Xperia XZ」などが登載しているSnapdragon 820と比べて、処理速度と消費電力が大幅に改善しています。詳細は以下から。
クアルコムのプレスリリースによると、同社はSamsungが持つ10ナノメートルのFinFETプロセス技術を採用した最新プロセッサ「Snapdragon 835」を2017年前半に投入するそうです。
Snapdragon 835は従来より27%処理速度が高い一方で、最大40%の低消費電力を実現。小型化によって面積効率が30%向上したため、メーカーはスマホやタブレットをより自由に設計できるようになります。
また、Snapdragon 835はUSB Type-CおよびUSB-PDをサポートした最新の急速充電技術「Quick Charge 4.0」に対応。Quick Charge 3.0よりも20%高速に充電できます。
さらにリアルタイムに熱を管理し、最適な電力転送レベルを選択する第3世代の「INOV(Intelligent Negotiation for Optimum Voltage)」によって充電が最適化され、充電効率は最大30%向上。
ACアダプタおよびモバイルデバイスの両方に高度な安全機能を採用しており、より正確に電圧・電流・温度を測定することでバッテリー、ケーブル、コネクタを保護しながら充電できるだけでなく、過充電を防ぐため、充電サイクル全体を通して電流が調整されます。
Qualcomm and Samsung Collaborate on 10nm Process Technology For the Latest Snapdragon 835 Mobile Processor | Qualcomm
New Qualcomm Quick Charge 4 Delivers up to 20% Faster Charging, Improved Efficiency | Qualcomm
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