指輪の形をした極めて直感的な音楽演奏デバイスがいよいよ現実のものになりそうです。詳細は以下から。
歌と共に音楽を形作り、人類の長い歴史の中でともに歩んできたのが楽器という存在です。原始的な太鼓に始まり、弦楽器や管楽器、鍵盤楽器など多種多様な楽器が生まれ、20世紀後半には電子楽器も誕生しました。
コンピューターのインターフェースとしての電子楽器は独自の進化を遂げて来ましたが、その最先端のひとつの到達点とも呼べそうなのがこの指輪型をした音楽演奏デバイス「WAVE」です。
「WAVE」は指輪として装着し、手を振ったり上下させる、何かを叩くといったモーションとサンプル音源やエフェクトなどをリンクさせることができるデバイス。ウェアラブルMIDIコントローラーと表現されますが、非常に直感的に使えるもので言葉で説明するよりもこちらの動画を見て頂くのが早いでしょう。
Wave by Genki Instruments from Genki Instruments on Vimeo.
いかがでしょうか?音楽をやっている人にとっては演奏の幅が大きく広がることは間違いなさそう。パフォーマンスを音と直結させることができますし、両手を空けた状態で使えるのも魅力です。
バッテリーは4時間とライヴをやるには十分な時間駆動します。またほとんどの有名DTMソフト上で走らせることができ、5つのボタンでエフェクトなどの切り替えも可能。
「Wave」を生み出したのはカナダのマギル大学の修士課程で音楽技術を学ぶアイスランド出身のÓlafur Bogasonさんらによるベンチャー企業のGenki Instruments社で、現在は工場生産を始めるに当たってIndiegogoにてクラウドファンディングを開始しました。
まだ本日開始したばかりですが、既に目標額の3万ドル(約300万円)に向けて半分近い1万4000ドル余りを集めています。今なら超早割として定価の半額の99ドル(約1万500円)+日本への送料14ドルで手に入れることが可能です。
ライヴアクトではもちろん、DJがエフェクトを掛ける時などにも使えそう。ピンときた方は今のうちにチェックしておくのが良さそうです。
Wave - control sounds with motion _ Indiegogo
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