「簡単ケータイ」ほど高齢者向けではなく、それでいて使いやすさを意識したauのエルダー向けケータイ/スマホ「URBANO(アルバーノ)」シリーズ。
11年目を迎えた今年、すでにスマホを使ったことがあるエルダー層に向けたプレミアムな最新モデルが発表されたのでレビューをお届けします。「どうせエントリー向けの低性能スマホでしょ?」と斜めに構えて見るのは決してオススメしません。詳細は以下から。
◆大人のためのスマートフォン「URBANO V04」
これが「品格をまとう。大人のためのスマートフォン」というキャッチコピーで発売される「URBANO V04(京セラ製)」。手に収まりやすく、それでいて見やすい大きさの5.7インチフルHD+液晶を備えたAndroid 9.0スマホです。
Snapdragon 630/4GB RAM/64GB ROMを搭載。処理能力も記録容量も程よいミドルレンジスマホで、長く使い続けられます
実際に触ってみたところ。キビキビと動いてくれます。
アンテナの関係で一部にプラスチック素材が使われていた従来モデルと異なり、上品な質感のフルメタルボディに。背面には1600万画素カメラとシリーズ初となる指紋センサーを備えています。
ノーブルグリーンのボディに美しいゴールドのライン。
左側面にはSIMカード/microSDカードスロット、右側面には電源ボタンと音量ボタンがあります。
底面にはUSB Type-C端子
上部にはイヤホン端子があります。
カラーバリエーションはボルドー、ノーブルグリーン、プラチナシルバーの3色
時間などを小窓でチェックできる専用ケースも発売されます。
◆いろいろできる多機能スマホ
・作り込まれたカメラ機能
1600万画素背面カメラを備えたURBANO V04。
画面上部のボタンを押すと新機能「Depth Solution」を利用可能に。一度に7枚の写真を撮影して画像処理することで、シングルカメラながら一眼で撮ったかのような背景のボケを自動生成することができます。
Depth Solutionなし、ありで撮影した際の作例。
オートやマニュアル機能はもちろん、多彩な撮影モードも搭載。
リアルタイムでエフェクト処理を施した動画なども撮影できます。
・使いやすさを追求した機能も
「文字が大きい方が見やすいけれども、シニア向けスマホほど極端なのは年寄りみたいでイヤ」という人のために、文字などをさりげなく大きくしてくれる「表示拡大モード」を備えたURBANO V04。
特筆すべきは背面の指紋センサーをなぞるだけでブラウザをスクロールできる「センサースクロール」、センサーをタップすると画面を拡大・縮小できる「センサーズーム」を実装した点。
実際に操作してみたところ。人さし指だけで操作できるようになるため、満員電車でつり革を掴みながら片手操作する際にも困りません。
スクロール速度などは設定で変えることもできます。
また、URBANO V04はFMラジオを搭載。
ラジオアプリ「radiko」も特別仕様で……
データ通信を使わず、FM放送で聴くことが可能。災害時にも活躍してくれます。
ほかにも今後auのエントリースマホに導入される「パーソナルスクリーン」を始めて採用。
ユーザーの利用シーンに合わせ、各アプリごとに最新コンテンツを自動取得してくれます。
データ通信量を節約したいユーザーは、動画の自動再生を「Wi-Fiのみ」にするのがオススメです。
パーソナルスクリーンを使ってみたところ。今後auの普及価格帯スマホに採用される予定のため、左手でも操作しやすいよう、インターフェースのアップデートに期待したいところです。
ほかにも通話終了後に通話内容を保存するかどうか選べる「あとから録音」や通話時の声を聞き取りやすくする「聞こえ調整」、おサイフケータイ/NFCなどの機能も備えており、安定した高速通信を利用できるキャリアアグリゲーションにも対応。
気になる本体価格は税込5万8320円。毎月割(1215円)適用時の実質価格は2万9160円です。
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