あと数年のうちに、人間の目では見破れなくなるのではないかというところまで来ています。詳細は以下から。
「ディープフェイク」とはディープラーニングを用いて作成されるフェイク画像や動画のこと。ディープラーニングの急速な発達によって広まっており、政治家やハリウッド女優のディープフェイク動画も既に出回っています。
先日はこの技術を用いた、服を着た女性の写真をヌード写真に変換する「DeepNude」というアプリが大問題となり削除に追い込まれました。
こうした技術がどこまで進歩しているのかを示す動画がYouTubeにアップされています。内容は元プロボクサーとして日本でも知名度の高いマイク・タイソンの顔を人気番組の出演者にはめ込んだもの。
もちろんマイク・タイソンですから誰が見てもフェイクと分かりますが、そのクオリティには背筋が凍るものがあります。ちょっとしたしぐさや表情に注目してみて下さい。
こちらはマイク・タイソンとスヌープ・ドッグです。
いずれも完全に違う有名人の顔でわざと作っているためフェイクと分かりますが、もし普通の別人の顔と入れ替えられたら、私たちにどこまで判断がつくでしょうか。
そして現時点でこのクオリティということは、数年後のディープフェイクの技術はどんなことになっているのでしょうか。その時、この技術を駆使したフェイクニュースを私たちは見破れるのでしょうか。
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