実際に正体不明の飛行物体が地球の空を飛んでいることを正式に認めています。詳細は以下から。
米国防総省が度重なるUFOの目撃情報を受けて2020年8月に開始した調査の報告書が公開され、目撃されたほとんどが正体不明だったとしています。
「Preliminary Assessment: Unidentified Aerial Phenomena」とされた9ページの文書では2004年から2021年までの144件の目撃情報を精査。UFOの多くはレーダー、赤外線、電気光学、武器シーカ、目視などで観測された物理的な存在だとされています。
144件のUFO目撃例の80%は複数のセンサーに確認されたものの、1例のみが巨大な気球と判明したのみで他の143例は正体不明。
また21の報告中の18事例では、空中での静止、風に逆らっての飛行、突然の旋回、高速飛行など、推進力の識別できない「あり得ない動き」も報告されました。
報告書はUFOの正体はひとつに特定できず、鳥や気球を含む空中デブリ、自然現象、米国の政府や企業の開発物、中国やロシアの開発物、それ以外の5つの可能性を挙げています。
なお今回の144件はほとんどが「それ以外」、つまりは正体不明に分類されるとしています。残念ながら「宇宙人の乗り物」という可能性には一切触れられていません。
また目撃例の多くが米軍の演習地や実験地に偏っているとしていますが、これは注目されていることに加え、最新のセンサーが完備されていることや異常を報告するよう指導されていることなどで生じるバイアスだろうとのこと。
加えて報告書では、UFOについて語ることが軍隊内で軽蔑され、スティグマになる可能性があることや、各種センサーは任務遂行用でありUFO発見用にカスタムされているわけではないことなどが情報収集の上での困難だったと明かしています。
結果的に、UFOのほとんどが正体不明とされた今回の調査報告書。今後さらなる調査の実施を報告書は要求していますが、いつか「宇宙人の乗り物」の可能性が掘り下げられる日が来るのでしょうか。
ナチュラルスピリット (2019-01-20)
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