一見翼が増えただけのようにも見えますが、実現されれば空の旅に革命を起こすかもしれません。詳細は以下から。
米アラバマ州のスタートアップSE aeronautics社が発表した「SE200」は水平な3対の翼を持つ飛行機のコンセプトモデルです。
264人の乗客を乗せて1万6000kmを飛べ、しかも同じ大きさの既存の飛行機よりも燃料を70%節約でき、それゆえに二酸化炭素排出量も80%減らすことができるというすぐれもの。
SE200は軽量で水に浮く素材のモノコック構造で作成されており、燃料は翼ではなく胴体上部のセルフシーリング型タンクに格納されています。
同社による解説動画は以下から。
SE Aeronautics Launch Video - YouTube
The Disruptor_ Meet The SE200 ? A New Green 264 Seat Widebody - YouTube
環境活動家のグレタ・トゥーンベリさんは、飛行機による大量の温室効果ガス排出を問題視して利用しない運動を行い「飛び恥」という言葉も生まれましたが、この新しい飛行機が実用化されればそうした状況が大きく変わることになります。
もちろん燃費が浮けば航空料金も安くなる可能性もあり、環境だけでなく私たちの懐事情にも影響することになります。
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