2021年10月から新たに23道県で順次au回線の提供が終了し、東名阪を含む39都道府県で自社回線への切り替えが進んでいる楽天モバイル。
新宿や渋谷すら圏外になる中での決定でエリア縮小が懸念されていましたが、案の定混乱が起きています。詳細は以下から。
◆「突然自宅で使えなくなった」の報告が一気に増えた楽天モバイル
まず見てもらいたいのがこちら。au回線提供終了によって「自宅が圏外になった」との報告が相次いでいます。
突然の圏外に通信障害を疑う声も。サポートから自宅の光回線に繋いで使う超小型基地局「Rakuten Casa」の設置が薦められていますが、回線代や電気代は自己負担です。
「しっかりユーザーの電波状況を確認してから(au回線提供終了を)するべきだったのでは」という、至極もっともな声もあります。
エリアマップ上はカバーされているはずなのに、通信できないケースも。
「圏外が頻発してポケモンGOをプレイしている時にイライラする」との声。ところどころで電波が弱くなる楽天モバイルとポケモンGOやドラクエウォークなど位置情報ゲームとの相性の悪さは、編集部でも確認済みです。
◆駅、会社、店舗、高速道路などあらゆるところで「圏外になった」と報告も
自宅だけにとどまらず、都心部のオフィス街や職場で使えなくなったという声が相次ぐ楽天モバイル。耐えきれず他社に乗り換えたユーザーまでいます。
厄介なのが渋谷や神戸、吉祥寺など多くの人が集まるエリアでも圏外になるという点。
楽天本社ビルがある二子玉川すら例外ではありません。
エリアマップに入っているはずの県道や高速道路のパーキングエリアですら利用できない場合も。
「お店で圏外になる」「圏外のせいで電子マネーを使えない」「圏外になってオークションサイトで買い逃すところだった」など、ここぞというタイミングで使えなくなったユーザーたちから、困惑の声も上がっています。
au回線提供終了を受け、楽天モバイルは圏外になったら問い合わせるようユーザーに求めていますが、問い合わせても改善されるとは限らないようです。
地下鉄や商業施設などの一部を除く東京都内でのau回線提供を原則終了した時と同じトラブルを全国規模で引き起こしている楽天モバイル。
Buzzap!編集部で検証した際も、東急田園都市線渋谷駅などでau(左)はアンテナピクト4本、楽天モバイル(右)は圏外になることが確認されています。
なお、同社のエリア情報ページは「現在のエリア情報」ではなく「2022年1月以降」のエリア情報が一番最初に表示されること、そして「夏までに人口カバー率96%」と店舗などで大々的にうたいながらエリア整備が間に合わなかったことに注意が必要です。
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