物に重さを与え、質量の起源と言われる「ヒッグス粒子」を今年7月に発見したことで世界を沸かせた「欧州原子核研究機構(CERN)」。
発見には同機構が有する世界最大の「大型ハドロン衝突型加速器(Large Hadron Collider、略称LHC)」が一役買っているわけですが、その部品が公開されました。
10月2日から幕張メッセで行われている国内最大級の家電の見本市「CEATEC JAPAN 2012」の京セラブース。
「大型加速器を支えるファインセラミックス」として、LHCに採用されている同社の部品が展示されています。
真空装置用メタライズ部品
サファイアでできたのぞき窓なども展示。
こちらはセラミックチャンバーと呼ばれる部品です。
なお、LHCはフランスとスイスの国境をまたぐ地下約90メートルのトンネルに設置された直径約27キロメートルにおよぶ巨大な環状加速器で、京セラのファインセラミックスは物理・電気・熱的特性に優れることから採用されています。
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