9月15~18日に開催された東京ゲームショウ2022から、Buzzap!編集部が気になったゲームを解説していきます。詳細は以下から。
東京ゲームショウ2022のインディーゲームコーナー。
Room6が手がけるインディーゲームレーベル「ヨカゼ」がブースを出展していました。
ヨカゼはインディーゲームクリエイター達が集って生まれたレーベル。グラフィック、音楽、テキストやゲーム性など「世界観」を大事にした作品達が集っていました。
今回は数あるゲームの中から2本のデモ版を試遊してきたので、紹介していきます。
◆絵本のような世界で記憶を探すゲーム「OU」
最初にプレイしたゲーム「OU」は2Dのアドベンチャーゲーム。
プレイヤーが気が付くと立っていたのは、ペンで描き出されたような手描きの見知らぬ世界。
プレイヤーは記憶を無くした少年「OU(オーユー)」となり、オポッサムの「サリー」に導かれて様々な世界を渡り歩きます。
世界の移動には「水面に飛び込む」事が必要。
飛び込むと、新たな世界が蜃気楼のように現れます。
そしてその世界で物語が進行していきます。映像も音楽もストーリーも雰囲気があり、まるで絵本を読んでいるかのよう。
冒険の果てには何があるのでしょうか。「OU」はニンテンドースイッチとSteam向けに、2022年リリース予定とのこと。
◆自分以外誰もいない街で、人の残り香を追いかける「Recolit」
次に試遊した「Recolit」は、横スクロール型のドット絵謎解きアドベンチャーゲーム。
宇宙服の少年が地球によく似た星に降り立つところから始まります。
海岸から上陸すると、人の形をした何者かが話しかけてきます。
その人物の周りにあるアイテムを使い、やりたい事を叶えてやると……
その人物は消え、先に進めるようになります。
少し進むと、そこにはどこにでもありそうな真夜中の街が。
プレイヤーはそこに存在する「人の残り香」のようなものを追いかけながら、先に進んでいきます。
魂のような存在は、そしてこの街は一体何なのか、そしてプレイヤーはどこに行くのか、全ては夜の中へ。「Recolit」は、Steamで2022年リリース予定とのこと。
その他にも、2020年にリリースされ話題になった「アンリアルライフ」。
滅びゆく世界に誕生したアンドロイドとなって、生物のDNAを創造していく「World For Two」。
ノイズとグリッチ操作が特徴的なビジュアルノベル「ghostpia」など、いずれも雰囲気のあるゲームが5本も試遊できました。
いずれも「ノスタルジー」や「退廃」といった要素がいくつも散りばめられています。
それが「ヨカゼ」というレーベル全体の雰囲気を作り出しており、インディーレーベルの中でも特に存在感のある展示となっていたのが印象的でした。
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