Googleの「Pixel」に続く形でGalaxyやXiaomi、OPPOなどがAndroid OSやセキュリティアップデートの提供期間を延ばすことを表明する中、いち早く長期にわたるサポートをやってのけたメーカーがあることが明らかになりました。
サポート終了後のケアまで行うなど、ユーザーを大切にしている企業です。詳細は以下から。
海外メディアの報道によると、2015年10月に発売されたAndroidスマホ「Fairphone 2」が、今年3月をもってソフトウェアサポートを終了するそうです。
これはオランダのスマホメーカー「Fairphone」が公式ブログで発表したもの。同社は長期にわたるソフトウェアサポートで知られており、7年間ものサポートはAndroidスマホでは業界初とのこと。
Fairphone 2は「Android 5 Lollipop」を搭載し、当初3~5年のソフトウェアサポートが提供される予定でしたが、それをはるかに超えるサポートと5世代にわたるOSアップデートが行われたそう。
「持続可能性」をコンセプトに作られたFairphoneシリーズは耐久性の高さはもちろん、修理やスペアパーツの入手も容易で、さらに本体のリサイクルプログラムを利用すると公式ストアで使える50ユーロ(約6900円)分のチケットまで贈られるとしています。
一般的にAndroidスマホは2~3年でサポート終了するものが多く、国内では去年発売で価格も20万円近い「Xperia 1 IV」「AQUOS R7」も2回のOSアップデート提供にとどまる予定。
そうした中で、ユーザーへの長期サポートをいち早く実現した企業として重要な一例であると言えそうです。
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