独自路線を貫いてきた「Zenfone」シリーズが、ついに瀬戸際に立たされたようです。詳細は以下から。
台湾メディアの報道によると、世界経済の後退を受けてASUSが人員削減を含む組織再編を行っているそうです。
そして再編で携帯電話事業に移籍した一部のパソコン事業出身者が、仕事を割り当てられることなく解雇されてしまったとのこと。
背景としてASUSがZenfone 10を最後に一般向けスマホ「Zenfone」シリーズを終息させ、ゲーマー向けの「ROG Phone」に一本化するよう、携帯電話事業を縮小する方針であることが挙げられています。
あくまで正式発表された段階ではないものの、非常に気になるZenfoneシリーズの行方。
利益率の低いエントリー~ミドルレンジを撤廃し、フラッグシップモデルのみに一本化したほか、近年では小型モデルで差別化を図るなど、生き残りを賭けてASUSは独自路線を追求していました。
しかし「Zenfone 6」や「Zenfone 8」で突然スマホが起動しなくなる『文鎮化』を引き起こすなど、品質面の問題を抱えてきたこともあって、不振から抜け出せない状況が続いているのが現状です。
少なくとも9月まで続く見通しのASUSの組織再編。何らかのアナウンスが行われるとしたら秋ごろになるのかもしれません。
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