「コードギアス」のミュージカルは女役を男が演じる、アニメの舞台化ラッシュに新風

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「コードギアス 亡国のアキト」に関連する記事の中で、同作の舞台化について報じましたが、アニメの舞台化というのは近年珍しいことではありません。「コードギアス」の一件について、アニメに詳しい人たちからは「また舞台化か」と食傷気味な反応も目立ちますが、どうも今回の舞台化は既存路線とは様子が異なるようです。



舞台コードギアス 反逆のルルーシュ/騒乱 前夜祭(イヴ)

ミュージカル「コードギアス 反逆のルルーシュ -魔人に捧げるプレリュード-」オフィシャルサイト

■1つの原作でストレートプレイとミュージカルの2本を上演
アニメの舞台化というと、やはり「テニミュ」を筆頭にミュージカルが代表的。昨年8月に公演終了した「BLEACH」や現在上演中の「忍たま乱太郎」などは女性を中心に高い支持を得ていて、「テニミュ」で人気を博した俳優がのちのち他の演目でも活躍するケースが多いです。

普通はミュージカル1本で勝負するところですが、「コードギアス」はミュージカルだけでなくストレートプレイ(すべて台詞で展開される演劇)も立て続けに公開予定で、4月7日(土)~4月16日(月)にストレートプレイを上演、6月28日(木)~7月8日(日)にミュージカルを上演します。

ストレートプレイ版はすでに公式サイトにキャストの衣装着用写真が掲載されています。
キャスト|舞台コードギアス 反逆のルルーシュ/騒乱 前夜祭(イヴ)


ミュージカル版はまだその点準備中ですが、ルルーシュ役はドラマ「桜蘭高校ホスト部」などに出演している俳優の高木心平さん(左)、スザク役は中塚晧平さん(右)。


■ミュージカルは全員男性キャスト、しかも女性キャラクターは女性として男性が演じる
ミュージカルは主な客層が女性なためか、イケメン男性キャストだらけなのが定番。ヒットのきっかけを作った「テニミュ」も、全編男性キャストしか出てきません。しかしそれは男の役柄しか出さないだけであって、女性キャラクターが欠くべからざる存在の「コードギアス」では難しい……「コードギアス」シリーズを見ていた人であればそう思うかもしれません。

しかしミュージカル版「コードギアス」は、女性の役を男性が演じるというとんでもなく挑戦的な試みでこの問題を回避しようとしています。さすがにルルーシュの妹で中学生のナナリーはキャスティング不可能と判断したのか、キャスト表には彼女の役名は記載されていません。

ルルーシュと行動を共にする不老不死の美少女「C.C.(シーツー)」役の紅葉美緒(あかば・みお)さん。女性らしい名前と容姿ですがれっきとした男性で、テニミュ出演経験もあります。


サンライズの尾崎プロデューサーはこのミュージカルを「男性版宝塚」であると熱っぽくコメントしています。しかも脚本・演出は元・宝塚歌劇団の座付き作家で、「タカラヅカ」らしいセオリーを破りつつ魅力的な演目を手がけてきた荻田浩一さんを起用するなど、少なくともイロモノ一発芸的演目にする気はさらさらないようです。

確かに女性を演じる男性キャストは女性顔負けの美人を選択しているようですが、気になるのは声。歌や台詞の時にどうしても声を出さなくてはならないので、声からにじみ出る男らしさをどう回避するのでしょうか。今後の展開が期待されるところです。

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