アメリカのユタ州南西部にあるモハベ砂漠に、何年かに一度、冬季の降雨と4月の日照のタイミングが揃った時にだけ咲き誇る紫色の美しい花があります。ファセリア属の一種で、その名も「蠍草(Scorpion Weed)」。息を呑む絶景は以下から。
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思わず見入ってしまう美しさですが、「蠍草」という名前は伊達ではありません。この草は人間の死体の腐臭を思わせる異臭を発し、加えて誤って触るとウルシに触った時のようにひどくかぶれてしまうとのこと。まさに荒地のサソリと呼ぶに相応しい凶悪さです。
そしてこの写真を撮影したのはコロラド高原のケーヌビルという小さな町に住むに住む写真家でライターのGuy Tal氏。彼はこの花について
「このマジカルで滅多なことでは出会うことのできない景色は長いこと私の原風景であっただけでなく聖域でもあった。そして私のインスピレーションの源だったんだ」
と語っています。彼の写真作品は以下のリンクから見ることができます。コロラド高原を始めとした雄大な自然を数多く撮っています。
Image Gallery by Guy Tal
なお、Guy Tal氏の住むケーヌビルはこのようなエリア。ストリートビューで見てみるとゴツゴツとした巨大な岩山に囲まれたとてもワイルドな場所なのが分かります。
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