90年代を代表する名盤「スクリーマデリカ」などで知られるスコットランドのバンド「プライマル・スクリーム」のボビー・ギレスピーがジーザス&メリーチェイン(以下、JAMC)の初期(1985~1986年)にドラマーとして参加していたことはファンの間ではよく知られています。そのボビーと、JAMCでベースを担当していたダグラス・ハートがツアーの移動中にバスで聴いていたミックステープを再現したプレイリストがMixcloudにて公開されました。
約71分に及ぶこの音源はThe Seedsから始まり、The Cramps、Magazine、Link Wray、The Only Ones、Pil、The Creation、The Ronettesなど初期JAMCへの影響を感じさせるセレクトとなっており、ファンなら間違いなく楽しめるはずです。再生はこちらから。
The Jesus And Mary Chain - The Way We Were - 1980 - 85 mix by Bobby Gillespie & Douglas Hart by Demonmusicgroup on Mixcloud
また、この企画の第1段として公開されたジーザス&メリーチェインのフロントマンであるジム・リードによるプレイリストはこちら。The Pastels、Orange Juice、The Shangri-La’S、Orange Juic、New Order、Suicide、The Fallなど、こちらもファンにはたまらないセレクトです。
JAMC inspirations & Influences - Jim Reid 1985 mix by Demonmusicgroup on Mixcloud
◆おまけ:ジーザス&メリーチェインの名曲いろいろ
デビュー・アルバム「サイコキャンディ」に収録されているJust Like Honeyはキャリアを代表する名曲です。ソフィア・コッポラ監督による東京を舞台にした映画「ロスト・イン・トランスレーション(2003年)」でも使用されました。
The Jesus And Mary Chain - Just Like Honey (Video) - YouTube
全編にわたってギターノイズが響き渡る、レコードデビューシングルのUpside Down。昨年日本で公開されたクリエイションレコーズのドキュメンタリー映画「アップサイド・ダウン:クリエイションレコーズ・ストーリー」でも効果的に使われていました。
Jesus And Mary Chain Upside Down - YouTube
打ち込みを主体とした3rdアルバム「オートマチック」収録のHead On。オルタナティヴ・ロックバンド「ピクシーズ」によるカバーも最高です。
The Jesus And Mary Chain - Head On (Video) - YouTube
アコースティックな5thアルバム「ストーンド・アンド・ディスローンド」に収録されたSometimes Alwaysでは「マジー・スター」のホープ・サンドヴァルとジム・リードがデュエットしています。
The Jesus And Mary Chain - Sometimes Always (Video) - YouTube
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