京都のアートフリーマーケット「夜ふかし市」の潜入出店レポート


先日京都最大のフリーマーケット「百万遍さんの手づくり市」の模様をレポートしましたが、今回は同じ京都の「夜ふかし市 7」に出店してきました。この夜ふかし市は京都の新進のアートフリマで、以前2度ほど遊びに行ってファンになり、念願の出店です。

100000t 3 8(木)は『 夜ふかし市7』です。

夜ふかし市は100000tはまぐちさくらこNowheremanBOMDOMAという京都のお店やアーティストが主催していて、今回で7回目の開催をむかえます。毎回開催場所が変わるのですが、今回は京都市役所前の地下街、ゼスト御池の河原町広場でした。開催時間は夜ふかし市という名前通り17時から22時にかけて。ちょっと他のフリマとは違います。

16時過ぎに売り物を抱えて会場に到着すると既に机と椅子はセッティング済。出店者が続々と到着して場所取りと準備を進めていました。

夜ふかし市のマスコットキャラクター「夜ふかしくん」。イカだともおでんだとも言われていますが正体は不明。

私たちも早速出店準備開始です。

夜ふかし市は古本やCDなども出店できるので、家に眠っていた古本を持ってきてみました。

そして自作のアンビエントミュージックのCDと相方の作ったアクセサリなども販売。

17時になるとDJが音楽を流し始めます。関西ではアナログでのDJが今も昔と変わらず全盛です。

ゼスト御池はショッピング街で地下鉄の駅も併設されているため、夜ふかし市目当てのお客さんに加えて通りがかりに立ち寄る通勤客や買い物客で賑わいます。

こちらは主催者のお店の1つBOMさん。オリジナルキャラクターグッズのお店。

夜ふかしくんを生み出したのもこちらのお店です。

とんぼ玉やステンドグラスのアクセサリーから靴や服まで作っているmineocaさん。すごいバリエーションです。

不気味なゆるキャラが大人気だったHellchocolateさん。じわじわきます。百万遍さんの手づくり市にも出店されています。

Liveが始まると足を止める人も多く、広場はさらに賑やかに。

私たちのお店の本やアクセサリーもちょこちょこと売れていきます。ワイルドやバロウズなどに反応する人が多いのはさすが京都。

お隣で店を出していた有機野菜を売る坂ノ途中さん。

こちらは主催者の1人、はまぐちさくらこさん率いる桜部のパフォーマンス。作風はアヴァンギャルドでプログレッシブ。ぜひ一度体験してほしいところ。

彼女のパフォーマンスを見るためにリピートしている人も数多く、この時間帯はぎっしりと人垣ができていました。

21時にゼスト御池のほとんどの店舗は閉店に。ガランとした地下街の中でここだけまだ盛り上がっています。

最後のLiveの頃にはみんな座り込んだりしてゆっくりモード。それでも地下鉄の駅に向かう通勤客や仕事上がりのゼスト御池内のお店の店員さんたちなどが足を止めていきます。
22時に終了。皆さん撤収もスムーズでした。今回は古本が20冊以上売れ、アクセサリーも小さなものが数点。CDも少々。大儲けとは行きませんでしたが足も出ず。初回としては上々です。

最後に主催の100000tさん、Nowheremanさんにお話を聞いてみると、この夜ふかし市の始まりは、主催者の皆さんがとあるバーで飲んでいた時に「何かやろうよ」という話になり、そのバーでフリーマーケットを開催してしまったということ。バーで夜にやったから「夜ふかし市」という名前に決まったそう。

でも、続けていくにあたって仲間内だけで閉じてしまっては面白くないということで、毎回会場も変え、それに合わせて出店数も20店舗から100店舗程度まで変えたり、京都以外のアーティストにも出店を呼びかけたり、新規出店者だけの回を作ったりと工夫を重ねています。

そのように新しい風が入ったり、人が回転していく中で新しい繋がりやアイディアが生まれ、成長して魅力あるものになっていけたら、とのこと。

今でさえとても面白いマーケットですが、これから先もなお楽しみです。次回の開催日も開催場所もまだ未定ですが、気になった方はぜひTwitterで夜ふかしくんをフォローしてみて下さい。きっと今回ともまたがらりと変わった「夜ふかし市」に出会えるはずです。

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