南米の飲むサラダが日本上陸「太陽のマテ茶」は飲みやすいけれどパンチが足りない
南米のアルゼンチン、パラグアイ、ウルグアイ、ブラジルで圧倒的に飲まれているのがマテ茶。様々な効能や栄養が海外では話題になっていましたが日本ではまだマイナーな存在。ですがこの度満を持して「太陽のマテ茶」が発売になったのでレビューします。
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まず、マテ茶は正式にはイェルバ・マテと呼ばれる飲み物。マテ自体が「お茶」に近い意味を持っているのでマテ茶だと「お茶お茶」になってしまいますが、通常マテ茶と言えばイェルバ・マテを指します。独特の渋みと香りが癖になります。ちなみにボリビアやペルーでよく飲まれるコカ茶はコカ・マテ。
このマテ茶はアサードを始め肉料理の多いアルゼンチンやパラグアイなどでは「飲むサラダ」と呼ばれるほど栄養価が高く、野菜から取る必要のある栄養の多くをマテ茶から取っているとも言われるほど。このエリアでの牛肉消費量はアメリカ合衆国よりも多いのに生活習慣病はアメリカよりも低い水準に抑えられているのもマテ茶のおかげだといいます。
また、マテ茶がポピュラーなアルゼンチン、パラグアイ、ウルグアイ、ブラジルは押しも押されぬサッカーの強豪国。2010年のワールドカップでも、いずれもベストエイトに残っていました。できすぎた話かもしれませんが、マテ茶は健康にいいだけでなく、強靭な肉体をも作り出すと豪語する人もいるほど。
と、期待の高まったところでレビューです。
赤とオレンジを基調にした原色多め、ラテンなイメージの外観。
原材料はマテ茶と保存料のビタミンCのみ。
レタスの25倍の食物繊維や豊富なカルシウムが含まれているとの説明。ちなみにノンカロリーです。
日本マテ茶協会推奨のマークも。
色合いは透明感のある琥珀色。
味わってみると第一印象は薄い!マテ茶独特の渋みや香りがほとんど感じられず、インパクトのない「ちょっと変わったお茶」程度の味しかしません。栄養分を目的に飲むならいいかもしれませんが、マテ茶好きには全く物足りなく、マテ茶を知らない人にはまず印象に残らないという無難すぎてどこを向いているのか分からない味づくりに。おいおい、太陽出てないよ!雲間に隠れちゃってるよ!と突っ込みたいところ。
マテ茶好きな筆者としては世界三大飲料のひとつとしての強烈なパンチが欲しかったところでした。
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