音楽などの違法ダウンロード、ユーザーに刑事罰が科される可能性が浮上



2010年1月1日に行われた改正著作権法の施行で、違法にアップロードされたコンテンツをユーザーがダウンロードすることも違法とされる、いわゆる「ダウンロード違法化」が導入されましたが、ついにユーザーに対して刑事罰が科される可能性が浮上しました。



音楽違法DLに刑事罰 6月法案化へ - 社会ニュース : nikkansports.com

日刊スポーツ新聞社の報道によると、公明党の松あきら議員が3月9日に、現在民事責任のみしか課せられていない違法ダウンロードに対して刑事罰を科すよう、参院決算委員会で法改正を提案したそうです。

6月までの国会で今回の法改正が成立するかどうかは不透明ですが、業界団体「日本音楽事業者協会」の尾木徹会長は「法律ができることで違法ダウンロードの抑止力になることを期待します」とした上で、「施行されればソフト産業全体がプラスにつながる。このままでは音楽業界が廃れて、レコード会社はなくなってしまう」とコメントするなど、期待を寄せているとのこと。

なお、ダウンロードの刑事罰についてはアメリカやドイツで法整備が行われており、抑止効果が出ているとされているほか、「違法ダウンロード大国」と呼ばれた韓国でも、2009年7月に罰金刑を導入して以来、2年間で音楽の売り上げが39%増加するなど、音楽ビジネスが持ち直したとされています。

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