春の嵐が去り、抜けるような晴天に恵まれた「春風2012」の2日目は在りし日を思い起こさせる大盛況の野外フェスになりました。1日目に引き続き会場の模様をレポートします。
そもそも春風は1998年から2002年まで野外イベント等の制作をしていた有志を中心に行われて来たフリーパーティー。あまりにも多くの来場者が集まりすぎるようになり、しばらくブランクを置いていましたが2009年から反戦や平和をメインテーマとする「SPRING LOVE 春風」として再開され、震災後の2011年には東日本地震チャリティーパーティーとして実施されました。
この日の春風は筆者としても思い出深い、中断前の春風を思い起こさせる、勢いと開放感に満ちたフェスティバルになっていました。
この日の原宿駅は昨日と打って変わってかなりの人出。
午前中から噴水周りを散歩したりのんびりする家族連れやグループ、カップルの姿も。
開始直前の春風会場。昨日は行われていなかったフリーマーケットの出店も始まっています。
あちこちのお店で開店準備が進んでいます。
かわいいレインボー・フラッグ
飲食の屋台も昨日と違い大きく看板を掲げています。
口琴などの倍音・民族楽器を販売するお店「モジョライジング」さん。演奏しているのは新作の自作楽器です。
帽子、服、楽器、小物など様々なお店が並んでいます。
エコステーションではゴミの分別回収を行なっています。
メインステージSPRING STAGEではお昼からサイケデリックトランスがかかっています。中断以前の春風の風物詩でした。この日もそれを目当てに集まってくるお客さんが多数。
人はどんどん増えてきます。
ステージ脇で踊っていた子供たち。楽しそうです。
メインアクトの一人、UbarTmarが登場すると一気に人が増加。
100%PARADEに出演するパフォーマーたちも舞台に登場。フロア熱気は最高潮に。
この頃にはフロアの後ろの方はピクニック状態。
はじけすぎて春の陽気の下でおやすみ中の人も。
どこもかしこも人でごった返してきました。
PEACE STAGEは昨日は使えなかったジオデジックドームテントを使用。こちらも盛況です。
噴水や芝生のエリアに来てみるとこちらもすごい人。ジャグリングや弾き語りのライヴを行うアーティストもあちこちにいて、彼らのパフォーマンスを楽しみに来る都民もたくさんいます。都民の憩いの場である代々木公園ならではの光景です。
立橋の上から見るとこのような感じ。
ダンスミュージックが流れ続けるLOVE STAGEは常に人、人、人で大賑わい。踊るのも一苦労なほど。
18時頃、日が暮れてきました。少し空いて来ましたが、まだまだ遊んでいる人が多数。
メインステージ大トリLikkle Mai Bandのライヴが始まりました。
PEACE STAGEの内装が映えています。
プラスチックを使った発電のデモンストレーション。ミラーボールがきれい。
マーケットエリアもゆったりペースで営業中。お客さんたちも徐々にくつろいだ雰囲気に。
福島に向けたPEACEマーク。
一方終演の20時前、LOVE STAGEはラストスパートに入っています。遊び足りない人たちがこんなに踊り来るっていました。
音が止まり、来年の再会を約束し、皆でフロアのゴミ拾いをして終了。春風が終わるといよいよ野外フェスシーズンの到来です。ゴールデンウィークから夏休み、秋の彼岸の頃まで続くシーズン、今年はどんなフェスを体験することができるのでしょうか?
なお、BUZZAP!編集部では今後もフェスティバルなどのイベントレポートを積極的に行なっていく予定です。これはというフェス、イベント情報などありましたら当編集部までお寄せ下さい。
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