1P(ペタ)bpsの光ファイバー開発、一般的な光回線の約1000万倍の通信速度を実現

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光ファイバーを用いた通信サービスが各家庭に普及し、100Mbpsを超えるモバイル通信も続々と控えている昨今、なんと一般的な光回線(100Mbps)の1000万倍となる、1Pbpsの光ファイバーが開発されました。



NTT HOME > NTT持株会社ニュースリリース > 毎秒1ペタビット、50kmの世界最大容量光伝送に成功

NTT、フジクラ、北海道大学、デンマーク工科大学が連名で発表したプレスリリースによると、新たに開発した光ファイバーを1本使うことで、毎秒1ペタビット(毎秒125テラバイト)の超大容量データを52.4km伝送することに成功したそうです。

これは1本の光ファイバーを用いた伝送性能としては世界最高にあたる、2時間のハイビジョン映画5000本(25GBのBlu-rayディスク5000枚分)を1秒で伝送できる速度で、同時に中距離の中継ビルの間隔に相当する約50kmの伝送が可能になることを示したもの。

開発の背景には近年、光回線やスマートフォンの普及に伴うブロードバンドサービスが急速な発展によって、通信量が年率1.2倍(10年で約10倍)のペースで増え続けており、将来の通信量への長期的な対応が課題とされていたことが挙げられています。

今回新しく開発された光ファイバー。従来の六方細密構造ではなく、同心円状にコア12個を配置した非六方細密構造を採用することで、コア間の光信号が干渉して伝送効率が低下するクロストークを低減させることに成功。


さらに低損失でコア間のクロストークを低減可能なファンイン・ファンアウトデバイスを実現する「マルチコア光ファイバ入出力接続技術」や、1波長あたりの伝送効率を従来のON/OFF変調技術に比較して、約10倍以上向上可能な「高密度多値QAMデジタルコヒーレント技術」を採用しています。


今回の研究の成果。今後は光ファイバーの空間的な構造の自由度を駆使する技術を発展させ、光増幅技術等との連携より、さらなる長距離化の実現を目指すとともに、今後のブロードバンドサービスの発展を支え続ける将来の長距離大容量光ネットワークの実現に貢献していくとしています。


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