着実に進化を遂げた「AQUOS PHONE SERIE SHL21」レビュー、兄弟機との違いは?

シャープ初のハイスペックWiMAXスマートフォン「AQUOS PHONE SERIE(セリエ)ISW16SH」の後継機で、LTE対応版となった「AQUOS PHONE SERIE」がKDDIの2012年冬モデルとして登場しましたが、そのレビューを今ごろになってお届けします。

高いレベルで完成されていた感があるにもかかわらず、品薄に泣いた「ISW16SH」と比較して、さらなる進化を遂げていますが、兄弟機との違いはどこにあるのでしょうか。

「AQUOS PHONE SERIE」本体。消費電力2分の1を実現した4.7インチHD(1280×720)S-CGシリコン液晶や「MSM8960(1.5GHz、デュアルコア)」、1GBメモリ、裏面照射型CMOS採用の124万画素前面カメラ、ワンセグ・赤外線・おサイフケータイやNFCも備えた防水・防塵対応のAndroid 4.0スマートフォンです。

背面には裏面照射型CMOS採用で光学手ブレ補正やステレオマイクでのフルHD撮影にも対応した1312万画素背面カメラを搭載。

バッテリーは1800mAhから2040mAhに大型化。ディスプレイの低消費電力化と相まって、駆動時間を長くすることに成功しています。

スマートフォン本体をポケットに入れたまま通話やSNS、メールの閲覧が可能な「クリックディスプレイ」も参考出展されていました。

ホーム画面は切り替え可能。

シャープ独自のUI「Feel UX」

実際に使ってみたところ。「ISW16SH」と同じCPUを使っているため、安定して動きます。

「AQUOS PHONE SERIE(SHL21)」のFeel UX – YouTube

こちらは今までのAndroidのユーザーインターフェース。

Feel UXに慣れない人はこちらで使ってみても良いと思われます。

「AQUOS PHONE SERIE(SHL21)」をAndroidのUIで使ってみた – YouTube

シャープの切り札「IGZO液晶」とクアッドコアCPUを備えたドコモの2012年冬モデル「AQUOS PHONE ZETA SH-02E」や、Android 4.1とクアッドコアCPUを備えたソフトバンクの2012年春モデル「AQUOS Phone Xx 203SH」といった他社向け機種と比較すると、やや引けを取る感のある「AQUOS PHONE SERIE」。

どちらかというと同じシャープ製の「PANTONE 6 200SH」とほぼ変わらないスペックであることを考えると、兄弟機と異なり、そもそも普及向けという位置付けのモデルであることが分かります。

あたらしい自由。|au

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