NVIDIAが新型モバイルプロセッサ「Tegra 4」を搭載したオープン携帯ゲーム機「Project SHIELD」を発表しました。
4K出力に対応するなど、高いグラフィック性能を実現しており、任天堂の「ニンテンドー3DS」はもちろん、高い性能を実現したソニーの携帯ゲーム機「PS Vita」を圧倒しています。
CES 2013で発表された「Project SHIELD」本体。ディスプレイは5インチHD(1280×720)のマルチタッチ対応液晶で、「Tegra 4 Direct Touchテクノロジー」を採用した結果、他のタッチ・デバイスの3倍以上の高速レスポンスを実現しています。
コントローラー部分はXbox 360のものに似ていなくもありません。
閉じたところ。
Tegra 4や38Whrのバッテリー、反響を利用することで高音質を実現したオーディオシステム、コントローラー、手を加えていないピュアなAndroid、HDMI出力やmicroSDカードスロットを備えています。
高性能であるにもかかわらず、手に持てるサイズとなっています。
Android機器として「Google Play」のあらゆるゲームをプレイでき、ワイヤレスのレシーバ・コントローラとして、NVIDIA GeForce GTX GPU搭載PCからゲームをストリーミングすることが可能。なんと4K(3840×2160)のビデオ出力にも対応しています。
アサシンクリードIIIをプレイしている様子。対応ゲームはGoogle Play以外にもNVIDIAの「Tegra Zone」などからダウンロード可能です。
スマートフォンやパソコンとの親和性も高く、ともすればゲームコンソール自体を終わらせかねないスペックを実現した「Project SHIELD」ですが、普及の鍵となるであろうソフトウェアメーカーはこの発表をどのようにとらえているのかが気になるところ。そして任天堂やソニーがどのようにして対抗するのかも注目が集まりそうです。
「Project SHIELD」の公式ページは以下。
Portable Handheld PC Gaming | NVIDIA Project Shield
・関連記事
ついに「Tegra 4」正式発表、72コアGPU搭載でSnapdragon圧倒やHDR撮影の高速化も | BUZZAP!(バザップ!)
従来より安価で低消費電力な国産スマートフォンが登場へ、脱クアルコムで日本勢巻き返しか | BUZZAP!(バザップ!)
超高性能スマフォやタブレットを実現する「Tegra 4」が登場へ、性能は「Tegra 2」の20倍 | BUZZAP!(バザップ!)
もう何も熱くない、動きも快適な「ARROWS V F-04E」レビュー | BUZZAP!(バザップ!)