栃木といえば今やかんぴょうよりもいちご。知らない人はいない(はずの)「とちおとめ」の名産地です。そして、なんということでしょう、知らぬ間にカレーにもなっていました。覚悟を決めて試食してみたところ以外な結果に。
宇都宮駅のおみやげコーナーの一角に並んでいたのがこの「いちごのカレー」。テレビでも紹介されたこともあり、栃木出身の漫才コンビU字工事までもが大絶賛しているというポップが付けられたこの商品、名前の時点でシンプルながら破壊力満点です。
さらには1箱が1人前で525円。強気な値段です。みんみんでも正詞でも餃子が2皿食べれてお釣りの来る金額。ですがここは敢えて買います。
さて、これがパッケージ。赤とピンクをベースにしたいかにもいちごらしいデザイン。カレーの茶色さはみじんも感じられません。まるでフルーチェのような爽やかな見た目ですが、しっかり「いちごのカレー」さらには英語で「STRAWBERRY CURRY」とご丁寧に書かれています。
「いちご生産量日本一」そして自慢の「栃木県産とちおとめ使用」の甘酸っぱさが新しいカレーとのこと。相性はいかほどでしょうか。
成分を見てみると、まっさきに目に付くイチゴピューレの文字。それだけでなくジンジャー、トマト、ガーリック、リンゴ酢、チャツネなどかなり多彩な材料のラインナップ。これはもしかするともしかするかも?
商品はいわゆるレトルトカレーです。袋のまま3分~5分温めるだけ。ぐつぐつ茹でます。
そしてこちらができあがったいちごのカレーライス。袋を開けた瞬間にふわっと甘い果物の香りが漂います。でも見た目はしっかりカレー。使われているイチゴはピューレなので現物がゴロゴロしていることもありません。具は全て小ぶりでとろりとしています。
そして食べてみると、これがコク深くてしっかりと美味しいカレーの味がします。ベーシックながらしっかりとしたカレーの味の中から、主張しながらも喧嘩せずに甘味と酸味がじんわりと溶け出してきます。これは新しい風味です。
食べ進めても飽きることはなく、ご飯がさらさらと進む感じです。ただし辛さとしては中辛程度。「辛くなきゃカレーじゃない!」と断言する辛いものマニアには物足りないでしょう。むしろ、カレーに辛さを求めない方や辛いものが苦手な方、そしてお子様などには十分楽しめる一品に仕上がっています。
確かにカレーにコクを出すのにすりおろしリンゴやチョコレート、ヨーグルトなどを入れることもあるので、甘みと味のしっかりしたイチゴであれば新しい風味が生まれるのは不思議ではないのかもしれません。ぜひ一度お試しあれ。
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