SUBWAYの恵方巻き「恵方サブ」実食レポート、節分はどこへ行こうとしているのか?


某コンビニの戦略として全国に広められた恵方巻。今や豆まきと並ぶ節分の顔にされつつありますが、ついにはSUBWAYが洋風恵方巻を「恵方サブ」として発売、混迷の度を深めつつあります。

近所のSUBWAYで「恵方サブ」を売っているらしいとの情報を入手した我々BUZZAP!取材班は伝統の節分祭でごった返す吉田神社を尻目に京都大学から程近い某SUBWAYへと急ぎました。

店頭では節分祭に向かうお客さん向けに店頭でサンドイッチを販売中。もう普通にこれ食べてりゃいいじゃんと思う気持ちを抑えて「恵方サブ」の文字を探すと…。

ありました。フットロングサイズのBLTサンドが通常の740円から690円に値下げされ、「恵方サブ」として売られています。値段が無駄にロックです。


店内に入り「恵方サブ」を注文。パンはハニーオーツにしてみました。それ以外は基本オススメのまま。


さて、お持ち帰りしてみましたがやはり大きいです。いつも食べているレギュラーサイズの2倍くらいに見えます。当然ですが。

測ってみるとやはり30cm弱。これを一気に食べるのかと思うとちょっと怯みます。むしろ一気食いじゃなくてゆっくり味わって食べたい気持ちの方が大きいかもしれません。半分おやつに残しておくとか。

しかしこれは洋風とはいえ恵方巻。今年の方角である南南東を向いて一気にかぶりついて食い尽くすことにします。

ということで実食。結論から言うと普通にいつもの美味しいSUBWAYのBLTサンドです。恵方サブだからといって何かおめでたい食材が入っているわけではありません。ただしいつもの2倍の量があって、それを一気に食べなければいけないというだけ。

早食いしたからといって願いが多く叶うわけではないのも十分承知のうえでタイムを計ってみたところ、完食まで3分37秒。夢中で食べていると気付きませんが意外と時間がかかっていました。ハニーオーツブレッドは表面が若干固いので早く食べるには不向きかもしれません。

ただし大切なことなので2回言いますが、早食いで1等賞になってもご褒美はありませんのでゆっくり噛んで喉に詰まらせないように注意してお食べ下さい。あくまでタイムは参考です。

さて、本来ならこの企画はこれで終わりなのですが、帰りに恵方巻チョコロールなるものをローソンストア100で発見してしまったのでこちらもデザートとして実食します。黄桃、キウイ、バナナ、落花生の入ったチョコロールです。恵方サブよりはちょっとおめでたい感じがあります。

やはりせっかくなので南南東を向いて食べてみました。大きさは普通のケーキなので特に時間も掛かりません。味はやはり普通にコンビニ菓子として美味しいといった感じ。

元々は大阪の一部で行われていて廃れかけたこともあると言われる恵方巻。1998年にセブン-イレブンが鳴り物入りで全国展開して以来急速に知名度が上がり、猫も杓子も恵方巻という状態になっていましたが、ついには日本文化の域を超えたイベントとなってきたように感じます。

ですが今回の「恵方サブ」は通常商品の名前を変えただけでまだまだ実験段階。今後は各社ともこの日に向けたおめでたい洋風恵方巻を全国展開していただきたいところ。カレーをナンで巻いたりチキンでご飯を巻いたりと、変わり種のアイディアは次から次へと出てきそうです。

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