インドのマクドナルドといって一番最初に名前が上がるのが「マハラジャバーガー」ではないでしょうか?でもそれだけではありません。インドならではのバーガーが人気となっています。
ヴァラナシで一番大きくてきれいな高級ショッピングモール、JHVのマクドナルドを訪れてみました。外見は日本と変わりません。
ここはモールの内部。ガランとして見えますが、実際にお客さんは少なめでした。ただし来ている人はみんなお金持ってそうで筆者よりも小奇麗です。
入り口のベンチには微妙にデッサンの狂ったドナルドが。
カウンター付近も日本と変わりありません。違うのはメニューくらい。
マクドナルドのお客さんもやっぱり小奇麗。顔立ちも街の屋台のインド人たちとはちょっと違って見えます。
こちらは格安セットのECONO MEALシリーズの看板。ドリンクとポテトがついて79ルピー(約160円)とインド価格からしても結構お手頃です。
インドは宗教上の理由から世界最大のベジタリアン人口を抱えています。そのため全てのメニューにベジタリアンかノンベジタリアンかが明記されており、取り違えがないように提供用の棚も分けられています。
まずはベジタリアンメニューからチャレンジ。マクドナルドメで肉なしでも満足できるでしょうか?
こちらはマックアルーティッカ・バーガー。コロッケに似たベジタリアンカツレツにスパイシーなソースがかかっています。袋には緑の丸のベジタリアンマークが付いています。
このとおり、トマトと紫玉ねぎがインドらしいです。お値段は25ルピー(約50円)。
カツはあっさりとしながらもしっかりとスパイスが効いており、ソースや野菜との相性も抜群。これは日本でも絶対にウケる味。先日紹介した街角の屋台のハンバーガーよりも少し安いほどのお手軽値段設定になっています。
こちらはマックベジ・バーガー、59ルピー(約120円)。カツレツはアルーティッカと同じもの。レタスと少し酸味のあるドレッシング風のソースでよりマイルドに仕上がっています。
ただし、カツレツががっちりスパイシーなので基本的には同じ味になります。「インドは何を食べてもカレー味」という説を強烈に裏付ける結果に。
ポテトはたぶん世界共通。ここにもしっかりベジタリアンマーク。サイズに対してケチャップの量が多すぎますが、インド人の平均使用量なのかもしれません。
さて、そしてやっぱり定番中の定番、通称マハラジャバーガーこと「チキンマハラジャマック」を食べてみます。単品で95ルピー(約190円)と意外にお得な値段設定。右下には赤い丸のノンベジタリアンマーク。
見た目はどっしりとビッグマック風。
パティはチキンのハンバーグ。見た目はちょっとあっさりしています。半透明のあんのようなソースがパティに塗られています
味もマサラの強いインドで食事を繰りかえしていたためか、むしろあっさり目。ですが鶏肉のしっかりとした旨味とボリューム感は生かされており、チーズとも相性がよく満足いく味でした。
マサラ全開のインド料理に疲れた時、マクドナルドは舌と胃袋を休める数少ない手段のひとつになります。インド独自のメニューはマサラ味のものが多いですが、それでもきっと慣れ親しんだいつもの味に癒されることでしょう。
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