アメリカから安全保障上の脅威とされた「ZTE」日本法人の元社長が書類送検

ソフトバンクモバイルの「みまもりケータイ」などでおなじみのZTE社の日本法人の社長を務めた男が詐欺容疑で書類送検されました。

時事ドットコム:国の助成金を不正受給容疑=中国人元社長を書類送検-米で排除の企業に勤務・警視庁

雇用安定助成金を不正受給 中国人のIT会社元社長を送検 警視庁公安部 – MSN産経ニュース

助成金不正受給:元社長を詐欺容疑で書類送検- 毎日jp(毎日新聞)

時事通信社や産経新聞社、毎日新聞社の報道によると、警視庁公安部が詐欺容疑でIT関連企業「サイバネットテクノロジ」の元社長で、3月まで中国資本の携帯電話メーカー「中興通訊(ZTE)」の社長も務めていた中国籍の男を書類送検したそうです。

これは実際には海外にいた中国人従業員のタイムカードを改ざんして国の中小企業緊急雇用安定助成金約1500万円を不正に受給した詐欺容疑によるもので、男はサイバネットテクノロジ社の運転資金に充てたとして容疑を認めているとのこと。

なお、ZTEはアメリカ下院情報特別委員会が昨年10月、「安全保障上の脅威を与えるおそれがある」として、国内の通信インフラから排除すべきとする報告書がまとめられているメーカーで、サイバネットテクノロジは日本の国会のシステムを受注したこともあるとされています。

それはそうと、極左暴力集団や特殊組織、外国政府による工作活動などを担当する警視庁公安部が、どうして今回の捜査を行っているのでしょうか。非常に気になるところです。

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