毎日東から昇り西に沈む太陽。私たちが生きるのに絶対に必要なこの星の3年間の姿を3分に短縮した映像をNASAが公開しました。普段見える太陽とは全く違う姿がそこにあります。
この映像は2010年にNASAが打ち上げた太陽観測衛星ソーラー・ダイナミクス・オブザーバトリー(SDO)による画像を合成したもの。171オングストロームの波長で撮影したものを使用しています。この波長では紫外線を捉えることができ、600000℃前後の太陽面の物質の動きを見るのに適しています。
また、太陽の25日の周期やこの3年の太陽活動の活発化を知るにも適切な波長とのこと。普段は眩しすぎて直視もできない太陽ですが、まさに燃え盛る火の玉といった激しさを見て取れます。
NASA SDO Three Years of Sun in Three Minutes - YouTube
なお、太陽が息をするように大きくなったり小さくなったりしているようにみえるのは、衛星と太陽の距離が衛星と地球の公転によって変化しているためです。
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