ソニーの「Xperia A」とSamsungの「Galaxy S4」が「ドコモのツートップ」として格安で販売されている夏商戦ですが、冬モデルはソニーとシャープ、富士通が「スリートップ」としてプッシュされる方針であることが明らかになりました。
また、NTTドコモと富士通の間に「約束」が交わされていることについても触れられています。
ドコモ、新スリートップ戦略の裏側と狙い~サムスン外れ、富士通・シャープ採用のワケ | ビジネスジャーナル
この記事が報じたところによると、NTTドコモは2013年冬モデルとしてソニーとシャープ、富士通をプッシュする方針であるそうです。これはSamsungが投入を予定している大画面スマートフォン「Galaxy Note III」ではiPhoneに対抗できないことを受けたもの。
なお、9月10日に発表予定の「iPhone 5S」については、いまだに条件が折り合わず、少なくとも発売時点ではNTTドコモは取り扱いを見送ると日本経済新聞社が報じています。
つまり「ドコモ版iPhone」がまだ先のことになる以上、スリートップは新型iPhoneと渡り合えるモデルである必要があるわけですが、気になるのはそのラインナップ。ソニーは総力を挙げて開発しているフルスペックスマートフォン「Xperia Honami」、シャープはIGZO液晶を搭載することで3日間駆動できるAQUOS Phoneを投入するとのこと。
また、富士通が重点販売機種に選ばれる理由については、夏モデルで「ツートップ」を選んだ際に、NTTドコモと同社の間で「年に1回はARROWSを訴求する」という「約束」が交わされたようだと業界関係者が明かしています。
ちなみに富士通はツートップから外れたことで携帯電話事業が「3桁の赤字」に陥ったことを7月に明かしていたものの、秋冬商戦で重点販売機種に採用してもらえるよう取り組んでいるとして、通期の出荷計画(520万台)を変更しないなど、強気の姿勢を見せていましたが、その背景には約束が大きく影響しているということなのでしょうか……?
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