TD-LTEとFDD-LTE両対応のスグレモノ、据え置き型ルーター「Mobile WiFi」はWiMAX 2+ユーザーに最適か
「Pocket WiFi」シリーズのヒットを皮切りに、ほぼすべての事業者向けにモバイルルーターを供給するまでになったHuawei。
今やスマートフォンやフィーチャーフォン、データ通信端末だけでなく、基地局インフラを含むすべてをトータルで提供できるメーカーにまで成長しているわけですが、非常にユニークな家庭用ルーターがあります。詳細は以下から。
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CEATEC JAPAN 2013のHuaweiブース。
その名は「Mobile WiFi」。持ち運び用ではなく、据え置きを意識したモデルです。
上部が本体で下部は有線LAN用のクレードル。停電時にも対応できるよう、本体には小容量ではあるもののバッテリーが搭載されています。
そしてこのルーターの最も面白い部分が対応する通信方式。下り最大110Mbps、上り最大10Mbpsの「TD-LTE」と下り最大150Mbps、上り最大50Mbpsの「FDD-LTE」の両方をサポートしており、最大32台の同時接続も可能です。
つまりあくまで対応する周波数帯の問題はあるものの、NTTドコモやKDDI、ソフトバンクモバイル(およびイー・モバイル)が展開している「LTE」と、TD-LTEに互換性を持つとされるワイヤレスシティプランニングの「AXGP」およびUQコミュニケーションズの「WiMAX 2+」に対応できることに。
中でも先日正式発表されたWiMAX 2+は初代WiMAX同様、転送量無制限のサービスを提供することから、固定回線の代わりに契約するユーザーが電波の入りやすい据え置きタイプを求めるケースもあるとみられますが、「いざという時にLTE回線をバックアップに使えるようにしておきたい」という要望にも応えられる点で考えても、「Mobile WiFi」は非常に面白いモデルではないでしょうか。
ちなみに初代WiMAX、WiMAX 2+、そしてau 4G LTEに対応したモバイルルーター「Wi-Fi WALKER WiMAX 2+ HWD14」を手がけたのもHuaweiとなっています。
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