デスノートの「死神の目」は他人の寿命しか分かりませんが、この時計、質問に答えれば自分がいつ死ぬかを計算してくれてしまいます。あなたは身につけてみたいですか?
この時計「Tikker」は装着にあたって、まずハンドブックに従い病歴に関する質問に回答します。また、飲酒や喫煙の習慣、家族に癌や糖尿病にかかった人がいるかどうか、そして運動量や体重の質問にも答えます。
最後に計算された寿命から自分の年齢が差し引き、Tikkerに入力することで死亡日時までのカウントダウンが始まります。
この時計の製作者の発明者Fredrik Coltingさんは、Tikkerは単に死ぬまでの時間を計るためのものではなく、自分に残された時間を大切にし、人生を有意義に過ごす助けをするものだと述べます。
「死は誰にでも訪れる出来事なのに、現代社会ではそのことについて話される機会がとても少ない。自分の命がいつか終わることをもっとみんなが自覚するようになれば、よりよい人生の選択ができるようになると思うんだ」
Tikker The wrist watch that counts down your life! by Rebecca DeRosa Kickstarter
現在TikkerはマイクロファンディングサイトKickstarterで開発資金を募集しており、期限まで23日を残して目標を上回る30,300ドル(約300万円)を獲得、開発が決定しています。気になった人は送料別39ドル(約3800円)の投資でTikkerを購入することができます。発送は2014年の4月とのこと。
脳科学者の養老孟司は著書の中で
「ガンになって、治療法がなくて、あと半年の命だよと言われることがある。そうしたら、あそこで咲いている桜が違って見えるだろう。ガンの告知で桜が違って見えるということは、自分が違う人になってしまった、ということです」
養老孟司『バカの壁』より引用
と述べていますが、自分があとどれくらい生きられるかを見せられることで、ものの見え方や感じ方、今後の人生設計にも影響は出てきそうです。
あなたはこれから死ぬまでの自分の人生、変えてみたいと思いますか?
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