Photo by Douglas Muth
1日ダイエットをがんばった後、自分へのご褒美で1杯お酒を飲むこと。それが全てを台無しにする罠であることが分かりました。
健康食品などを販売するFORZA Supplementsが1000人のダイエット実践者に対する調査によると、多くの人がお酒によってダイエットに失敗していることが明らかになりました。
調査対象の26%が1週間の摂取カロリー量の4分の1をお酒だけで摂っている上に、10人中4人が一晩で1000kcalを摂取していました。
さらにお酒には、お酒自体のカロリーだけではなく、飲んだ後に自制心を低下させ、ジャンクフードに走らせてしまうという魔力があります。半数以上の人が飲酒後に空腹を感じ、5人中4人がお酒が自制心を弱めると告白しています。
その結果、ダイエッターには禁断の食物であるハンバーガー(約500kcal)、ピザ(約675kcal)、フライドポテト(約300kcal)といった逆らえない罠にハマってしまいます。
調査を行ったForza SupplementsのLee Smithさんによると、ダイエットの成功に欠かせないのはやはり断酒とのこと。
「研究によると、お酒はレプチンという食事を止めるように脳に促すホルモンを抑制することによって食欲を増大させます。また、このことは他の食欲抑制に関係する脳内物質に対して抑制的に働くため、食欲を制御しきれずに食べ続けてしまうのです。
さらに大きな悪影響としては、わずか2杯ほどのお酒で体の脂肪を燃焼させるプロセスは73%も低下してしまうのです。これはアルコール分解の際の副産物が有毒であることを肝臓が認識し、食べ物の栄養吸収よりも副産物の分解を優先してしまうからです。
それによって栄養のある食べ物の消化吸収は後回しにされ、そのまま排出もされる栄養も増えてしまいます。さらに、ようやく食べ物のカロリーを燃焼させようとする時、お酒で既に賄われていれば余剰カロリーは脂肪細胞に蓄えられ、肥満への一歩となります。
このように、ダイエットの成功には断酒が欠かせません」
これは古来飯がまずいと評されるイギリスでの調査ですが、日本はビール、日本酒など、糖が多いアルコールが人気な上に、居酒屋を始め食べながら飲むのが主流な文化です。さらには飲んだ後の〆としてラーメンやうどんなどの麺類や牛丼、かつ丼、カレーなどを食べる人も多いため、より飲酒時の摂取カロリーは大きなものになりそう。
成人の1日の摂取カロリーの目安は1800kcalから2200kcalとされていますが、一度自分が飲酒した時のカロリーを計算してみると今後のダイエット生活により真剣に向き合えるかもしれません。
One in four slimmers ruin diets by drinking alcohol Mail Online
(Photo by Douglas Muth)
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