ガソリン代の高騰、頭の痛い話です。でももし1リットルのガソリンで日本縦断できる車があるとしたら…?詳細は以下から。
フランス西部、ナントのLa Joliverie大学の学生グループが発明した超低燃費の自動車がMicrojoule。車体重量わずか35kg、1リットルのガソリンでなんと約3300kmを走破することができてしまいます。
日本列島を北海道の稚内から鹿児島県の枕崎市まで走っても2300km弱と考えると、縦断しても日本を半分走れるだけガソリンが余ることになります。
このMicrojouleは2003年にShell Europeanによるエコマラソンコンテストの世界最低燃費車に、200の参加チームをぶっちぎって輝いた車両。プロジェクトに携わった学生によると
「Microjouleは内燃機関を持ち、通常の燃料で動くことができます。重量は35kgで、全てカーボンファイバー製です。転がり抵抗と空気抵抗が非常に低く、抗力係数も非常に低く抑えられています。例えばホイールを回転させれば、止まることなく何kmも転がってゆきます」
Microjouleは水滴を模した形状をしており、燃料にはガソリンの他エタノールも使用可能。また、ドライバーの体重は最低50kgは必要とのこと。
Road to Rotterdam Team Microjoule on Vimeo
こちらの動画を見るとサイズが良く分かりますが、あくまでひとり乗りで荷物を載せる余裕などは全くありません。また、3300kmというのもテスト用トラック上でのことであり、路面状況も様々で、信号も渋滞もある公道に直接当てはめることはできません。
しかし、燃費がよいということは個々の燃料費だけでなく、化石燃料の使用量を減らすことにも直接繋がります。燃料の高騰が悩ましいこの時代、少しでもこうした方向のテクノロジーが取り入れられ、洗練されていくことが大切ではないでしょうか。
French Students Invent Car That Runs for 2,000 Miles on a Single Liter of Fuel Oddity Central - Collecting Oddities
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