つながりやすいプラチナバンド(800MHz)で実人口カバー率99%を実現した「au 4G LTE」を格安で利用できる、ケイ・オプティコムのMVNO(仮想移動体通信事業者)サービス「mineo(マイネオ)」。
開始まもない同サービスですが、auのWiMAX 2+(下り最大110Mbps)やLTEを2本束ねるキャリアアグリゲーション(同150Mbps)にも正式対応することや2GB、3GBプラン、2014年夏モデルとして販売されている最新スマホの導入が発表されました。
発表会の様子。
6月3日のサービス開始から1ヶ月半で約2万件の加入を獲得。初年度10万件獲得に向けて順調な滑り出しを見せています。
エリアや速度に満足の声があるものの、プランの選択肢が少ないなどの不満点がありましたが……
8月5日(火)から、前述の新サービスと新端末が提供されます。
一般的なスマホユーザーの約64%は、3GB未満しか通信していないという調査結果を元に、新プランを提供することに。
3GBプランはかなり割安になります。
音声通話を付けても3GBで2940円。先日「1GBで2980円」を打ち出したワイモバイルよりもリーズナブルです。
新たに提供されるスマホは「AQUOS SERIE SHL25」。本体一括7万5600円で、3150円の24回払いでも購入できます。
さっそくレビューしてみました。
【速度計測付き】MVNOなのに本気の全部入り、mineo仕様の「AQUOS SERIE SHL25」速攻レビュー
そして新料金プランは1GBが980円(音声通話付きのデュアルタイプは1590円)、2GBは1580円(同2190円)、3GBは2330円(同2940円)。3GB使えてAQUOS SERIEの本体代込みでも月額6090円。一方大手3社は2GBで6500円(もちろん端末代は別)です。
ちなみに「DIGNO M」同様、AQUOS SERIEでもテザリングやおサイフケータイを利用可能。月額370円の「端末安心サポート」に加入すれば、落下や水没による故障にも対応できるため、「白ロムは壊した時が心配」というユーザーも安心です。
各社のプランを比較。最もカバーエリアが広く、キャリアアグリゲーションでさらに通信が安定したau 4G LTEを使えることを加味すれば、十分魅力的な内容ではないでしょうか。
また、秋にはさらなる新サービスや新スマホが投入される予定。
NHK岡村:
mineoをスタートしましたが、手応えは?短期間に新サービスを始めるが、需要は?秋には何出すの?
ケイ・オプティコム:
今回我々は初めて全国サービスでモバイルをやらせていただきましたが、先行予約も大変多く非常に順調な滑り出しです。2GB、3GBコースは「1GBでは足りない」という声のため。端末については、「MVNOの端末はスペックが低い」という声があったため、1台目に置き換えてもらうことを狙い、導入をさせていただいた。秋には幅を拡げるために低価格な端末などを導入させていただければ……と思っております。
産経小田:
ユーザーの通信量が3GB未満というのは、いつのデータ?容量を増やすことで負担は増える?
ケイ・オプティコム:
7月のデータで、6割くらいはカバーできると思っております。オペレーションなど、システム周りの話があるものの、設備投資などの面での負担は特にありません。
なお、囲み取材の場ではmineo端末のラインナップとして、iPhoneに興味を持っていることがコメントされました。Appleの公称はメガキャリアでも苦戦するようなものであることもあり、あくまで具体的な話は進んでいないとされていますが、今後の展開が気になるところです。
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