人口カバー率99%の「au 4G LTE」を海の上で使えるか試してみた


先ほどの記事でもお伝えしたように、少し早い夏休みで四国旅行に行くことになったBUZZAP編集部。

予算の都合もあって行きはフェリーを選びましたが、常に通信していないと気が済まない人間にとって、「圏外」は天敵。そこで海の上でau 4G LTEは使えるのかどうかを、あえて4Gエリアのみデータ通信を利用可能なau回線のMVNO「mineo」を使って実験してみました。

旅の出発地点は神戸・三宮。

8月1日(金)の晩から兵庫県神戸市~香川県高松市を結ぶ「ジャンボフェリー」の深夜便に乗りました。

フェリー乗り場は神戸港・新港第3突堤。三宮駅から徒歩20分程度、連絡バスでは5分程度で着けます。

思った以上に盛況の待合室。大阪から香川県に陸路で行くには岡山県から瀬戸大橋を使うか、明石海峡大橋などを利用して徳島県から回り込むルートなどがありますが、ジャンボフェリーだと片道1990円・4時間程度で向かうことができます。

搭乗時刻が訪れたので船内に。イス席だけでなく、ゴロゴロしながら船旅を満喫できる大広間もありました。

折からの雨や荷物の搬入が立て込んでることもあり、出航予定の1:00を過ぎても船は停泊していましたが、LTEはつながります。

船外の風景。ジャンボフェリーは本州・四国の物流を結ぶ存在でもあり、たくさんのコンテナが積み込まれていました。

ようやく出港し、神戸の沖合に出て1時間。てっきり出航後すぐに通信できなくなると思いきや、そんなことはありませんでした。

少し経つと通信がやや不安定になったので、電波状況を動画で撮影してみました。アンテナピクトの表示がばらつくものの、4Gデータ通信が完全に切れてしまうということはなく、mineoユーザーでも問題ありません。

海上でもつながるau 4G LTE@ジャンボフェリー - YouTube


少しおなかがすいたので、船内できつねうどんを食べてみました。

麺自体はタピオカで弾力を持たせた冷凍のものだと思われますが、甘みのある、しっかりとした味のおだしが非常においしい。消化の良さもあって、夜食として非常にナイスでした。なお、この写真はAQUOS SERIEで撮影したものをそのまま使っています。

広間に戻ってGoogle Mapsを開いてみたところ。さすがに明石海峡大橋を越えたら切れるだろう……と踏んでいましたが、乗船してから2時間半くらいが経過した瀬戸内海の真ん中ですら通信できています。

結局その後も特に通信できなくなるといったことはなく、乗船してから4時間後、フェリーは高松に無事到着。「人が住んでいるエリアをどれだけカバーしているか」を示す人口カバー率ですが、まさか人が住んでいない海の上ですらカバーしていることに驚きです。

AQUOS SERIEで撮影したポスターには「うどん県」の文字が。

なお、ジャンボフェリー乗り場と、離島へ向かうフェリーが発着する高松港・JR高松駅があるエリアは離れており、送迎バスで10分ほどかかる点に注意が必要。送迎バスが定員オーバーになることがあるため、少しだけ急いだほうが良さそうです。

満員の送迎バスに揺られ、高松駅近くに到着。なんですかこのデザインは……

駅前には海の水を使った池が。淵の部分は小さいフナムシだらけで、ちょっとイヤーンな感じに。

人が少ない時間帯もあってか、高松駅前の通信速度はとんでもないことになっていました。

なお、高松駅前は海側が「サンポート高松」として整備されているものの、道を挟んだ反対側はレンタカー屋や企業が入ったビルなどがメインで、あまりにぎわっていないため、離島へのフェリーに乗る前の休憩などは、サンポートを利用したほうが良いと思われます。

次は桃太郎伝説の舞台「鬼ヶ島」に行きます。

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