やはり日本市場は特殊?世界のスマホで主流の解像度が明らかに
初めてフルHD液晶を搭載した「HTC J butterfly」が発売されてから2年が経過した今、日本市場ではもはや当たり前となっているフルHDスマホ。
その結果、「iPhone 6 Plus」に採用されたシリーズ初のフルHD液晶に新鮮味は無かったわけですが、どうやら日本市場はかなり特殊な立ち位置であるようです。詳細は以下から。
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台湾メディア「DIGITIMES」が調査した、2014年に出荷されたスマホ用液晶パネルの解像度。まだ半数がHD(1280×720)に満たないのが特徴。日本のAndroidスマホで主流となっているフルHD解像度については、わずか4分の1程度です。
ちなみにHDに満たない解像度は低価格スマホが中心と思われがちですが、iPhone 5やiPhone 5s/5cのディスプレイ(1136×640)も該当します。
・2014年のスマホ向けパネル解像度別シェア
WQHD(2560×1440):0%
フルHD(1920×1080):25%
HD(1280×720):28%
qHD(940×560)、FWVGA(854×480)、WVGA(800×480):47%
なお、2015年にはiPhone 6シリーズの牽引もあって、HDおよびフルHDが7割近くに。また、フルHDを上回るWQHDディスプレイ搭載スマホも10%近いシェアになる見通しです。
・2015年のスマホ向けパネル解像度別シェア(見通し)
WQHD(2560×1440):9%
フルHD(1920×1080):34%
HD(1280×720):33%
qHD(940×560)、FWVGA(854×480)、WVGA(800×480):34%
2015年には4Kディスプレイも搭載される見通しのスマホ。4Kは当面、わずかなシェアにとどまるとみられますが、プロセッサの進歩に合わせ、今しばらくはさらなる高解像度化が進められるようです。
iPhone 6 models strengthen growth in HD and Full HD smartphone displays, says DisplaySearch
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